このプロジェクトについて
「若手の発掘」というのはいつの時代も最重要の課題です。新しいモノ、時代を作るモノは、いつも若い世代から生まれるものだからです。
しかし、現在のファッション業界は次世代を担う若手ブランドを輩出する力を失いつつあります。
ここ5?10年、ファストファッションの台頭などもあり、ファッション業界、アパレル産業のシステムは大きく様変わりしました。具体的に言えば、服づくりが「データ重視」の傾向にどんどんシフトしています。
作りたい服より、売れる服。見たことのない服より、過去のヒット作に似ている服──。データや統計に重きを置き、企画書の段階で確実に売り上げが見通せる服ばかりが、より重宝される。アパレル産業全体で、そのような傾向が強くなってきています。
短期的に見ればそれも有効な結果なのかもしれませんが、長期的に見れば、チャレンジ精神を失い、「新たな市場を開拓する新たなブランドが育たない」という意味で非常にリスキーな傾向です。
この風潮に危機感を抱き、従来のモノサシでは測れない新感覚の若手を輩出するためにプロジェクトオーナー（坂部三樹郎／MIKIO SAKABE＆山縣良和／writtenafterwards）が共同で立ち上げたプロジェクトが「東京ニューエイジ」です。
しかし、現在のファッション業界は次世代を担う若手ブランドを輩出する力を失いつつあります。
ここ5?10年、ファストファッションの台頭などもあり、ファッション業界、アパレル産業のシステムは大きく様変わりしました。具体的に言えば、服づくりが「データ重視」の傾向にどんどんシフトしています。
作りたい服より、売れる服。見たことのない服より、過去のヒット作に似ている服──。データや統計に重きを置き、企画書の段階で確実に売り上げが見通せる服ばかりが、より重宝される。アパレル産業全体で、そのような傾向が強くなってきています。
短期的に見ればそれも有効な結果なのかもしれませんが、長期的に見れば、チャレンジ精神を失い、「新たな市場を開拓する新たなブランドが育たない」という意味で非常にリスキーな傾向です。
この風潮に危機感を抱き、従来のモノサシでは測れない新感覚の若手を輩出するためにプロジェクトオーナー（坂部三樹郎／MIKIO SAKABE＆山縣良和／writtenafterwards）が共同で立ち上げたプロジェクトが「東京ニューエイジ」です。
サポーターのみなさまへ
東京ニューエイジは2014年に立ち上がり、参加ブランドの世界観を表現したインスタレーション（＠渋谷ヒカリエ）とランウェイショー（＠SHIBUYA109横文化村通り）を開催。無名の若手ブランドばかりのイベントにも関わらず、1万人を超える来場者を集め、異例の成功を収めることができました。
また、同じプロジェクトオーナーによるプロデュースで、2013年に開催された東京ニューエイジの前身的イベント「絶命展～ファッションの秘境」（＠パルコミュージアム）は、第32回毎日ファッション大賞特別賞を受賞し、2015年3月から続編の開催も決定。東京ニューエイジの参加ブランドには「絶命展」出身者も多く、若手輩出の2大企画として徐々にその基盤を形成しつつあります。
とはいえ、若手ブランドがとても厳しい状況に置かれていることに変わりはありません。
かつてのファッション業界には、若手ブランドがショーや展示会で知名度と経営力を高め、ショップやデパートに品物を卸し、スポンサーの協力なども得ながら少しずつ成長していくという環境がありました。
今はショーや展示会といった従来の発表形式とは別に、InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを使って情報発信し、独自で顧客を開拓しながら活動を続けるといった新しいスタイルも浸透しつつあります。
それでもやはり、年２回という限られた時間の中で、ファッション業界、そしてファッションが好きな人たちに直接体感してもらうものとして、ショーや展示会を開催していくことはとても重要であると私たちは考えています。
現在、若手デザイナーたちは厳しい環境に置かれていますが、そこからは有望な若手が育っていることも事実です。例えば山縣が主宰するファッションデザインの教室「ここのがっこう」からは、欧州最大のファッションコンテスト「ITS（イッツ）」でグランプリを受賞したブランドも輩出されています。これらは非常におもしろい現象であり、東京ニューエイジでもそういった若手たちを積極的に支えていきたいと考えています。
プロジェクトオーナーが独自の目線でピックアップした東京ニューエイジの参加者たちは、現在のカテゴライズでは分類できないブランドばかりです。「○○系」とくくれないここのブランドたちは、一見、ゴールや売り上げが見えないという点で、現在のファッション業界ではすくい取れない存在です。
しかし、縮小化していく市場を前に、みんなが実験的なことを模索しないといけない今のファッション業界にあっては、新たなトレンドやマーケットを切り開く可能性を秘めた存在でもあります。最初の段階から結果が見えているもの以外にも、その瞬間、瞬間そのものをクリエイトしていくことによってでしか見えてこない存在もあると思うのです。
今回集めたい資金は、そういった新しい切り口をお見せするためのショー開催資金、そして実際にマーケットへとつなげてゆくための展示会資金に使用させていただきたいと考えています。
今後、このような「人間の感覚により近いファッション表現」を存続させるためにも、このプロジェクトが必要だと考えています。この試みは、本質的な新しい世代の新しいファッションが生まれてくるための第一歩になるはずです。
この東京ニューエイジが「若手発掘の場」として長期的な視点を持って存続していくためにも、ぜひみなさまにご協力いただけると幸いです。
また、同じプロジェクトオーナーによるプロデュースで、2013年に開催された東京ニューエイジの前身的イベント「絶命展～ファッションの秘境」（＠パルコミュージアム）は、第32回毎日ファッション大賞特別賞を受賞し、2015年3月から続編の開催も決定。東京ニューエイジの参加ブランドには「絶命展」出身者も多く、若手輩出の2大企画として徐々にその基盤を形成しつつあります。
とはいえ、若手ブランドがとても厳しい状況に置かれていることに変わりはありません。
かつてのファッション業界には、若手ブランドがショーや展示会で知名度と経営力を高め、ショップやデパートに品物を卸し、スポンサーの協力なども得ながら少しずつ成長していくという環境がありました。
今はショーや展示会といった従来の発表形式とは別に、InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを使って情報発信し、独自で顧客を開拓しながら活動を続けるといった新しいスタイルも浸透しつつあります。
それでもやはり、年２回という限られた時間の中で、ファッション業界、そしてファッションが好きな人たちに直接体感してもらうものとして、ショーや展示会を開催していくことはとても重要であると私たちは考えています。
現在、若手デザイナーたちは厳しい環境に置かれていますが、そこからは有望な若手が育っていることも事実です。例えば山縣が主宰するファッションデザインの教室「ここのがっこう」からは、欧州最大のファッションコンテスト「ITS（イッツ）」でグランプリを受賞したブランドも輩出されています。これらは非常におもしろい現象であり、東京ニューエイジでもそういった若手たちを積極的に支えていきたいと考えています。
プロジェクトオーナーが独自の目線でピックアップした東京ニューエイジの参加者たちは、現在のカテゴライズでは分類できないブランドばかりです。「○○系」とくくれないここのブランドたちは、一見、ゴールや売り上げが見えないという点で、現在のファッション業界ではすくい取れない存在です。
しかし、縮小化していく市場を前に、みんなが実験的なことを模索しないといけない今のファッション業界にあっては、新たなトレンドやマーケットを切り開く可能性を秘めた存在でもあります。最初の段階から結果が見えているもの以外にも、その瞬間、瞬間そのものをクリエイトしていくことによってでしか見えてこない存在もあると思うのです。
今回集めたい資金は、そういった新しい切り口をお見せするためのショー開催資金、そして実際にマーケットへとつなげてゆくための展示会資金に使用させていただきたいと考えています。
今後、このような「人間の感覚により近いファッション表現」を存続させるためにも、このプロジェクトが必要だと考えています。この試みは、本質的な新しい世代の新しいファッションが生まれてくるための第一歩になるはずです。
この東京ニューエイジが「若手発掘の場」として長期的な視点を持って存続していくためにも、ぜひみなさまにご協力いただけると幸いです。
プロフィール
坂部三樹郎
ファッションデザイナー。1976年東京都生まれ。2006年、アントワープ王立芸術アカデミーファッション科マスターコースを主席で卒業。同年に台湾出身のシュエ・ジェンファンとブランド「mikio sakabe(ミキオサカベ)」を立ち上げる。2007-08年秋冬のプレゼンテーションでパリコレクションに参加。2008年春夏以降は、東京とパリを軸に、ミラノ、ニューヨーク、バルセロナなどの都市でコレクションを発表し、アーティスト集団のChim↑Pomや秋葉原系アイドルのでんぱ組.incともコラボレートする。2013年には「絶命展」(パルコミュージアム)を山縣良和とともにプロデュースし大きな反響を呼ぶ。また、「ここのがっこう」でも教えている。
公式サイト：http://www.mikiosakabe.com
山縣良和
ファッションデザイナー。1980年鳥取県生まれ。2005年、セントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウェアコースを主席で卒業。ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務めた後、帰国。2007年４月、自身のブランド「writtenafterwars(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2009年春夏より東京コレクションに参加し、2009年にアーネム・モード・ビエンナーレ(オランダ)のオープニングショーを務める。2012年、日本ファッション・エディターズ・クラブ賞新人賞を受賞。2013年には「絶命展」(パルコミュージアム)を坂部三樹郎とともにプロデュースし大きな反響を呼ぶ。デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「ここのがっこう」を主催している。
公式サイト：http://www.writtenafterwards.com
ファッションデザイナー。1976年東京都生まれ。2006年、アントワープ王立芸術アカデミーファッション科マスターコースを主席で卒業。同年に台湾出身のシュエ・ジェンファンとブランド「mikio sakabe(ミキオサカベ)」を立ち上げる。2007-08年秋冬のプレゼンテーションでパリコレクションに参加。2008年春夏以降は、東京とパリを軸に、ミラノ、ニューヨーク、バルセロナなどの都市でコレクションを発表し、アーティスト集団のChim↑Pomや秋葉原系アイドルのでんぱ組.incともコラボレートする。2013年には「絶命展」(パルコミュージアム)を山縣良和とともにプロデュースし大きな反響を呼ぶ。また、「ここのがっこう」でも教えている。
公式サイト：http://www.mikiosakabe.com
山縣良和
ファッションデザイナー。1980年鳥取県生まれ。2005年、セントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウェアコースを主席で卒業。ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務めた後、帰国。2007年４月、自身のブランド「writtenafterwars(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2009年春夏より東京コレクションに参加し、2009年にアーネム・モード・ビエンナーレ(オランダ)のオープニングショーを務める。2012年、日本ファッション・エディターズ・クラブ賞新人賞を受賞。2013年には「絶命展」(パルコミュージアム)を坂部三樹郎とともにプロデュースし大きな反響を呼ぶ。デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「ここのがっこう」を主催している。
公式サイト：http://www.writtenafterwards.com
今回の参加8ブランド
【AKIKO AOKI】
1986年生まれの青木明子によるブランド。「現実に潜むファンタジーを、本質的な感覚で切りとっていく」ことをモットーに、ファッションを生きる行為そのものと捉え、それを纏うひとの生き方や姿勢が感じられる衣服を提案する。
http://www.akikoaoki.com/
【kotoha yokozawa】
1991年生まれの横澤琴葉によるブランド。「冷静を保つのはむずかしい。何でもない日々に収まりきらなかったことを着る」をブランドコンセプトに、同世代女子に向けた自由な服づくりを提案。
http://kotohayokozawa.tumblr.com/
【RYOTA MURAKAMI】
1988年生まれの村上亮太（息子）と村上千明（オカン）によるブランド。母親の荒唐無稽なデザインを息子が服に落とし込むという異色のスタイルで話題を呼び、アイドルグループ「でんぱ組.inc」への衣装提供なども行っている。
http://murakami-ryota-desu.tumblr.com
【NORIKO NAKAZATO】
1988年生まれの中里周子によるブランド。欧州インターナショナルタレントサポート（ITS）にてジュエリー及びアートワーク二部門ファイナリスト、ジュエリー部門にてグランプリ・Swarovski Awardを受賞。
http://www.norikonakazato.com
【KOTONA】
1987年生まれの山下琴菜によるブランド。文化服装学院とここのがっこうでファッションを学ぶ。その後放浪の旅に出て「現代の精神的な豊かさ」について何か提案したいと思い至り、2014年にブランド「KOTONA」を立ち上げる。
http://www.kotona.jp.net
【梨凛花?rinrinka?】
1993年生まれの苅田梨都子によるブランド。和裁師である母親の影響で手芸を始め、「“凛々しく咲く梨の花のように”と名付けてくれた母からの贈り物」をコンセプトに女の子のための髪飾り・鞄などの小物を展開。
http://ritsuko-icecream.tumblr.com/
【KEISUKE YOSHIDA】
1991年生まれの吉田圭佑によるブランド。「日本のディーンエイジャーたちの青春の1ページ」をコンセプトに、明るいのか暗いのかよくわからない青春の空気感と中高生たちの様々な感情をファッションで体現。
http://keisukedayoshi.tumblr.com/
【SOSHI OTSUKI】
1990年生まれの大月壮士によるブランド。「千葉県のハンパな田舎でのハンパな生い立ち」を背景に、鬱屈したコンプレックスをファッションに繋げる。
http://instagram.com/carter_herber/
リターンについて
ご支援いただいた皆さまには下記のリターンをお送りいたします。
- 800円
- ・東京ニューエイジステッカーと御礼メールをお送りします。
- 【2015年4月頃発送予定】
- 2,000円
- ・東京ニューエイジ限定トートバック(ボクトウ刺繍) とステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 4,000円
- ＊限定数10
- ・ AKIKOAOKI／KOTONA／NORIKONAKAZATO／RYOTA MURAKAMI 4ブランドミックスの限定オリジナルマガジン(シリアルナンバー入り)とステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 5,000円
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 5,000円
- ＊限定数15
- ・参加デザイナーの解説付きファッションショーDVDを進呈します。また、協力スポンサーとしてDVDにお名前を掲載します。
- ・ステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 8,000円
- ＊限定数1
- ・ニューエイジの中から【AKIKOAOKI】のデザイナーがスタイリングをいっしょに相談しながらサポーターお一人とお買い物に行く権利を進呈します。
- ※ 服の購入代は応募いただいた方、ご自身の負担になります。
- ※ 日程、要相談(時間は３時間)とさせていただきます。
- 【2015年4月以降実施予定】
- 8,000円
- ＊限定数1
- ・ニューエイジの中から【梨凛花?rinrinka?】のデザイナーがスタイリングをいっしょに相談しながらサポーターお一人とお買い物に行く権利を進呈します。
- ※ 服の購入代は応募いただいた方、ご自身の負担になります。
- ※ 日程、要相談(時間は３時間)とさせていただきます。
- 【2015年4月以降実施予定】
- 10,000円
- ＊限定数1
- ・ニューエイジの８デザイナーが2ブランド1組で、スタイリングをいっしょに相談しながらお買い物に行く権利を進呈します。
- ※組み合わせは随時お知らせいたします
- ※服の購入代は応募いただいた方、ご自身の負担になります。
- ※日程、要相談(時間は３時間)とさせていただきます。
- 【2015年4月以降実施予定】
- 15,000円
- ＊限定数8
- ・ニューエイジ各８ブランドより各デザイナーが装飾した１点ものTシャツを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 20,000円
- ＊限定数10
- ・ 3/19渋谷クアトロ MIKIOSAKABE&東京ニューエイジのファッションショーご招待と、ショーのバックステージ見学チケットを進呈します。
- ・参加デザイナーの解説付きファッションショーDVDを進呈します。また、協力スポンサーとしてDVDにお名前を掲載します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 40,000円
- ＊限定数8
- ・(AKIKOAOKI/KOTONA/NORIKONAKAZATO/RYOTAMURAKAMI/KEISUKEYOSHIDA/ kotohayokozawa/SoshiOtsuki/梨凛花?rinrinka?の８ブランドから各１袋。ブランドはお選びいただけます)
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- ・ニューエイジのステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 50,000円
- ＊限定数2
- ・NORIKONAKAZATO オリジナル撮りおろしシューティング。サポートいただいた方をNORIKONAKAZATOフルディレクションで撮影いたします。
- 【2015年4月頃実施予定】
- 50,000円
- ＊限定数2
- ・written byより１アイテム＋坂部三樹郎、山縣良和著書『ファッションは魔法』(ご購入者お名前＆サイン入り) を進呈します。
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 50,000円
- ＊限定数1
- ・MIKIOSAKABEより１アイテム＋坂部三樹郎、山縣良和著書『ファッションは魔法』(ご購入者お名前＆サイン入り) を進呈します。
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 200,000円
- ＊限定数1
- ・BOOSTER限定。山縣良和 の直筆イラストを進呈します。
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃発送予定】
- 300,000円
- ＊限定数1
- ・坂部三樹郎デザイン×ニューエイジのデザイナーがつくるお洋服を進呈します。
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- 【2015年7月頃発送予定】
- 300,000円
- ＊限定数1
- ・山縣良和デザイン×ニューエイジのデザイナーがつくるお洋服を進呈します。
- ・東京ニューエイジ限定Tシャツとステッカーを進呈します。
- 【2015年6月頃予定】
みなさまのサポートやご参加、よろしくお願いします。
