実施理由/背景
鬼怒川豪雨災害を乗り越え、鬼怒川サイクリングロードがまもなく完成します!
平成27年9月関東・東北豪雨で鬼怒川下流域は大きな被害を受け、下妻市内でも越水により家屋等への浸水、農業被害、道路破損などが発生しました。この災害を乗り越えるための復旧工事が着々と進行しており、現在、国、茨城県、流域の7市町が主体となった、全国で初めてのハード・ソフト一体の緊急的な治水工事が行われています。工事は約66kmの堤防整備、約128万平米の河道掘削などの治水対策を実施する大規模プロジェクトで、令和2年度までに完成する予定です。
そこで、沿川自治体では鬼怒川の堤防整備で設置する河川管理用道路等をサイクリングロードとして活用し、街と川の拠点をつなぐ「鬼怒川・小貝川かわまちづくり(結城市、下妻市、常総市、守谷市、筑西市、つくばみらい市、八千代町、茨城県、下館河川事務所)」を進めています。また平成31年2月に茨城県が策定した「いばらきサイクルツーリズム構想」において、鬼怒・小貝リバーサイドルートが4つのモデルルートの一つに設定されており、下妻市では令和2年9月に市民参加型サイクリングチーム「シルクロード7」が設立され、下妻市内を拠点とした“川と街をつなぐサイクリングコース”を新たに設定し、魅力ある観光資源に磨いていくための官民連携による取り組みがスタートしています。
プロジェクト内容説明
まちなかにサイクルスタンドの設置、サイクリングコースの紹介ホームページ等の作成
近年、愛媛県と広島県を結ぶ「しまなみ海道」や滋賀県の琵琶湖を周遊する「ビワイチ」、茨城県内でもナショナルサイクルルート(NCR)に指定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」などは全国からサイクリストが集うコースとして注目を集めています。
鬼怒川のサイクリングロードやサイクリングコースができても、街なかにサイクリストを呼び込み地域活性化を実現させるためには、タウンスポットとして市内のサイクリングコース上の誘客施設などにサイクルスタンドや空気入れなどが必要です。これから鬼怒川から市内への入口となる温泉宿泊施設「ビアスパークしもつま」や、茨城百景にも選ばれている「砂沼」の眺望を楽しめる観光交流センター「さん歩の駅サン・SUNさぬま」などにサイクルスタンドを設置していきます。
サイクリングコースだけではなく市内の飲食店や観光スポットなどを紹介して、多くのサイクリストに訪れていただくためのホームページまたはスマートフォンのアプリを作成し情報発信を進めます。下妻市イメージキャラクター「シモンちゃん」のサイクリングバージョンのイラストを作成し、広くサイクリング事業のPRに活用するとともに、一般の方も利用できるよう整備していきます。
クラウドファンディング推薦文(シルクロード7 会長 大藪克欣さん)
全国魅力度ランキング最下位を行ったり来たりの茨城県。いえいえそんなことは無いですよ!皆さんに知られていない隠れた魅力が満載です!!
関東平野にひっそり佇む茨城県はサイクリングにピッタリです。西に鬼怒川、東に小貝川、アップダウンの無い超~フラットなコースで車も信号もないので景色と季節を感じてまったりとリバーサイドライドできます。私は他県から単身赴任中ですがリバーサイドライドにドはまりしています。
ヒルクライム希望の方には筑波山もありますよ。
2015年の豪雨で決壊、破損した鬼怒川の堤防はサイクリングの為?見違えるほど整備され、世界中の自転車乗りを待っています。
発着の拠点としてお薦めする『ビアスパーク』(Beer&Spa&Park)は無料駐車場に温泉あり、宿泊あり、食事可能、産地直売あり、美味しい地ビールありです。
また、関東最古の八幡さま『大宝八幡宮』や奇祭/安産で有名な『高道祖神社』などパワースポット巡りも良いですね。
グループ、カップル、ご夫婦、単独で是非走ってください。
しかし、距離の長いサイクリングコースにあったらいいな?が、まだまだ不足しています。バイクスタンド、休憩所、手洗い等 サイクリストに優しい施設準備にご協力お願いします。
目指すところ
鬼怒・小貝リバーサイドルートが全国からサイクリストが集うルートを目指す
下妻市内には鬼怒川と並行する形で小貝川が流れ、その間を関東鉄道“常総線”が運行されています。常総線も甚大なる水害を受けましたが、生活インフラを守るために関東鉄道社員が立ち上がりわずか数か月で復興し、今では新たなチャレンジとして一部区間での“サイクルトレイン”を実施しています。
また、下妻市の中心市街地には、だれでも利用できるコミュニティサイクル「しもんチャリ」が設置されている他、市内にある「筑波サーキット」では毎年、自転車の耐久レースが開催されています。こうしたことから、当地域の鬼怒・小貝リバーサイドルートは全国から自転車愛好家が集うサイクリングの聖地となるポテンシャルを秘めていると考えています。
昨年度、常総市で開催された「鬼怒川サイクルフェスタ2019」に続き、今年度に下妻市でサイクリングイベントを開催予定でしたが新型コロナウイルス感染症の影響で残念ながら延期されました。安全面に配慮しながら次年度の開催を目指すとともに、関東鉄道常総線のサイクルトレインなどを利用するファミリー層なども取り込むなど、全世代に愛されるサイクリングルートを目指していきたいと考えています。
寄付の使い道
受け付けました寄附は、下記の用途に使わせていただきます。
・サイクルスタンド(および空気入れ等)の設置
・サイクリングコースや飲食店観光案内の情報発信を行うホームページ等の作成
・下妻市イメージキャラクター「シモンちゃん」のサイクリングバージョンのイラスト作成と活用。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆さまへ
この度は下妻市のプロジェクトにご興味をいただき、誠にありがとうございます。
下妻市は東京(秋葉原)から電車で最短69分でアクセスでき、春の桜・ポピー、夏の紫陽花・菖蒲、秋のコスモス・菊など「花のまち しもつま」として、いつでもサイクリングを楽しめます。また、関東平野の平坦な地形で関東鉄道・常総線のサイクルトレインも運行されていることから、ファミリー層はもとより、鬼怒川・小貝川のサイクリングロードを走行すれば長距離の本格的な愛好者も満足いただけるものと考えております。新型コロナウイルス感染症は、私たちの暮らしに大きな変化をもたらし、観光イベントの中止など深刻な影響を及ぼしております。また、防災面においても、災害時の感染症対策を講じた避難所運営を行う必要があり、withコロナの生活を行っていく必要があります。平成27年の水害からの復興と自転車活用による観光振興を目指す本プロジェクトは大変意義深いものと考えています。
今回のプロジェクトを契機として、下妻市でサイクリングを楽しんでください。あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
事業スケジュール
2021年2月~3月:サイクルスタンド(および空気入れ等)の設置
2021年2月~3月:サイクリングコースや飲食店観光案内の情報発信を行うホームページ等の作成
2021年2月~3月:下妻市イメージキャラクター「シモンちゃん」のサイクリングバージョンのイラスト作成
※詳細は未定です。