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震災から10年の石巻でつくる「幸福」を願う写真展と写真集をつくりたい

震災から10年。苦しみを減らしたり、悲しみを無かったことにはできないけれど、きっと喜びを増やすことはできる。あれから石巻に居着いてしまった写真家とご近所さんとがチームになって写真展を開き、1年後に写真集をつくります。

現在の支援総額

3,515,000

117%

目標金額は3,000,000円

支援者数

322

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/03/05に募集を開始し、 322人の支援により 3,515,000円の資金を集め、 2021/04/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,515,000

117%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数322

このプロジェクトは、2021/03/05に募集を開始し、 322人の支援により 3,515,000円の資金を集め、 2021/04/30に募集を終了しました

震災から10年。苦しみを減らしたり、悲しみを無かったことにはできないけれど、きっと喜びを増やすことはできる。あれから石巻に居着いてしまった写真家とご近所さんとがチームになって写真展を開き、1年後に写真集をつくります。

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あれから10年 の付いた活動報告

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実行委員のヤマナカカナです。2011年4月にボランティアで石巻に行かせていただいたのをキッカケに、東北の防潮林になる苗木のお世話をしたり植えたり、ライブハウスでイベントをしたり、音楽フェスでお預かりした募金を届けさせてもらったりと、今でも石巻の皆さんにはことあるごとにお世話になっています。今回はけいすけの過去2冊の写真集に続き、新しい写真集の編集もやらせていただくことになりました。 “ 鬼 ”  の自覚はありませんが、いろんなところで過去の自分の逸話を耳にするので、もしかしたら鬼編集なのかもしれません。普段は神奈川県に住んでいるので実行委員の皆にはなかなか会うことができず、さらにコロナ禍で石巻に行くこともままならず、ミーティングはzoomで繋いでもらっていたけれど、写真展も写真集もイメージがつかないことも多く、写真展前は随分もどかしい思いもしました(そもそもいつも画面の向こうは楽しそうだし)どうしてもこの目で見たくて、皆に会いたくて、1ヶ月間定期的にPCR を受けて向かった写真展最終日。そこには想像していたより何倍もステキな空間が広がっていました。※人を指差してはいけません実行委員長の綾子さんから最初に  “けいちゃんの写真展をやる!果たし状渡してきた!”  という連絡をもらった日のことは、いまでもはっきりと覚えています。あのとき世間には緊急事態宣言が出ていて、わたしは自宅のソファーでゴロゴロしながらテレビを見ていました。写真展?え?綾子さんが写真展主催??と混乱している側から、続いて、  “やりたいことやる!”  というメッセージが届いた瞬間、ボロボロと涙が出ました。正直に言います。号泣しました。『果たし状』という突っ込みどころ満載のワードに気がついたのはそのあとです。この10年、県外からボランティアに行ったことがある人なら、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。わたしは自分の価値観を人に押し付けているのではないか。自己満足なんじゃないか。いや、自己満足だし自己満足でいいんだけど、傲慢になっていないか、気を使わせていないか、疲れさせていないか。きっと皆「なに言ってるの!」と笑ってくれると思うけど、わたしにはずっとそういう不安がありました。だから綾子さんから “ やりたいことやる!”という言葉を聞いたとき、うまく言えないけれど、わたしの10年も悪くなかったのかなー?と、救われた気がしたのです。先日のオンラインミーティング中、実行委員から、“  誰かの記念写真ばかり並んでいて見ている人は飽きないか?  ”という疑問があがりました。写真集に掲載される写真は現在全力で撮影中なので写真集の中身はまだ誰にもわかりませんし、飽きるかどうかはそれこそ編集次第なのでなんとも言えませんが、わたしには自信があります。「 飽きません!!!」3月に行なわれた写真展と、何点か撮影された写真を見て、気がついたことがあります。それは “ しあわせは分けられる ” ということです。好きな人・好きな場所・好きなことの側にいるとき、人は本当にしあわせな顔をします。そしてそれは見ている人までしあわせにします。いま撮影されているのは記念写真ではなく  “ 幸福写真 ”  です。しかも、誰かの幸福を本気で願う人たちが作る、幸福写真集です。矛盾するようですが、わたしはいわゆる“ポジティブシンキング”が苦手です。楽しい・しあわせ・笑顔・夢・キラキラ・前向き、イエーイ!!みたいなノリの人が大の苦手です。これはけいすけの過去2冊の写真集を作るときにも言い続けてきました。本当にいろんなことがある世の中だから、自分は不幸だと思うこともあるし、人のしあわせなんて願えないことも直視できないこともたくさんあります。でも、今回は、誰かの幸福を本気で願う人たちと、幸福な瞬間を切り取る写真家といっしょに、誰かを幸福にする写真集を作りたいと思っています。写真展には、10年前、 “ 未曾有の災害 ” と何度となくいわれた景色の中で、歯を食いしばり、生き、泣いて笑う人たちと、支え合う人たちの笑顔がたくさん飾られていました。きっと、好きな人・好きな場所・好きなことが側にあったのだと思います。わたしも、いまでも、けいすけが残してくれたあの日の自分に勇気をもらいます。クラウドファンディングも今日で終了します。もちろん目標金額を達成できたことも嬉しいのですが、わたしは毎日皆さんから寄せられているコメントを読みながら、胃が痛くなったり“がんばろう!”と思ったり。とにかくたくさんの人と幸福のひとつのカタチを作りたい。いっしょに作ってもらえたらうれしいです。↑12年ぶりのちびーず。けいすけ、いい本作ろうね!本日19時から========================【2夜連続クラファン応援LIVE配信】『実行委員会がお伝えします。』4月30日(金) 19:00~21:00ゲスト ●しょどう家 堀之内哲也 ●鬼編集担当 ヤマナカカナ出演:10年の幸福写真実行委員会Youtube配信はこちらから↓========================


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2011年、石巻に5日間のボランティアのつもりが.....あれれ? 5日じゃなくて"いつか" になっていた実行委員のひろみっちです。『10年の幸福写真』の写真展では沢山の方々にお越しいただきありがとうございました。開催を終え1ヶ月ちょっと経ちましたが、未だにあの心地よい余韻がよみがえってきます♡あの写真展はまさに会場に来てくださった皆様や、遠くから応援してくださってる皆様で作り上げたものだったな〜と会場にいて実感しました。一枚の写真にはそれぞれのストーリーがあって、同じ写真でも一人一人違う思い出があったりと、一枚の写真の重みを感じることもできました。思い返せば、あれは2011年7月。災害ボランティアで雄勝地区方面へ避難所から仮設住宅へのお引っ越しのお手伝いに行った時のこと。お引越しが終わった後にボランティア仲間と海沿いへ行きました。そこで一人の男性と出逢いました。震災当時のお話を聞かせていただいていたら「ちょっと待ってろ」と海の幸の試食をさせてもらうことに。神奈川県出身の私にとって生まれて初めてみた「ホヤ」漁師さんはニコニコしながら「これは海のパイナップルっていってなぁ〜…」なんていいながら嬉しそうに紹介をしてくれる。さてさてどんな味なんだろう…『え!!何これ??食べ物????のみ込むのもイヤなんだけど.......(心の声)』というのが本心で、「おいしい〜!」なんて言いつつも、仲間達と残りを譲り合っていたのを今でも覚えてます(笑)(どうやら周りの仲間達も同じ思いだったようで…)私とホヤの出逢いはこんなスタートから♡今では食べれるし「あの時、なんでイヤだったんだろう!?」と、思うほど好きです。でもあの時はとにかく衝撃的な出来事だったことは間違いなかったです。そんな衝撃的な日を写真で収めてくれていたのが慶祐さん。この写真のおかげであの日のことが更に鮮明によみがえりました。そして10年が経ち、今回の写真展がキッカケで、なんと偶然にも!知人がこの時の漁師さんを知っていることが分かったんです。お陰で飾られていた写真と私の『ホヤ』のエピソードとを人づてに漁師さんご家族に届けてもらうことができました。あの日のウソは今だからもう時効.......だよね!?きっと天国から漁師さんも笑って許してくれてることでしょう(笑)ご家族も「いつの間に!?こんな写真があったんだ。」ととても喜んでくれたそうです。そして今回、私たちが制作する写真集。「わざわざ撮る」っていうワードを写真展の前から慶祐さんがよく発していて、チラシやポスターにも使ったこの実行委員の集合写真もわざわざみんなの予定を合わせて撮りました。この「わざわざ」が日が経つにつれて深みを増すことを実感しています!!たった数ヶ月前のことなのにこんな風に思えるのだから、きっと、5年後10年後なんて......今はこの時しかないから。大切な人と一緒に思い出を作ってみませんか?写真集の参加メンバー募集中です!● #出張平井写真館 の申し込みフォームはこちら↓https://forms.gle/saPPygDuaN31MHH29どうぞ宜しくお願いいたします。元気100% 野中宏美


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「10年の幸福写真」の元ネタ日本人は「幸せ」について人と話したり、議論したりするのが苦手なんだそうな。おおっぴらにひけらかす感じがしてちょっと恥ずかしいのかも知れません。震災から10年のタイミングの石巻で「幸福」という言葉を使うことにはやはり躊躇しなかったわけではありませんでした。「これが幸福です」って言いづらいし、人それぞれの感じ方も違う。もちろんカタチがあるわけじゃない。よく考えてみたら普段の会話の中で「幸福」って言葉を使うタイミングって無い!?そんなときに一冊の本が背中を押してくれました。天才アラーキーのそのままズバリ!『幸福写真』というタイトルの本。すっかり内容は忘れてしまっていたけれど、確かまえがきに書いてあった(はず)の 照れずに真面目に幸福写真。というフレーズがとても印象的でずっと頭の隅っこに残っていたんですね。注文して手に入れてみたんですが、まえがきを見るとやっぱりそう書いてあった。それを見て勝手に背中を押してもらった気がして、タイトルの文字を手書きして、急いでチラシの原案をつくって実行委員会でみんなに見てもらいました。結構ドキドキしました。反応はやはり「幸福写真」という言葉へのちょっとした違和感があったんだと思います。その場でみんな「いいねー!!」とはならなかった。でもそれがリアルだしそれでいいなと思ったんです。写真展や写真集をつくりあげていく中で「幸福ってなんだろう?」って一緒に立ち止まって考えたり、「幸福であって欲しいなぁ」って誰かの幸せを願ったり。手や足を動かしているうちに、気がついたらそういう風になれたらいいんじゃないかなって思ったんです。たくさんの悲しいことがあった石巻から、「幸福写真」を届けられるようになったら、すごく意味があるんじゃない?意味が生まれるんじゃない?って思うんですよね。最近の実行委員会メンバーの会話の中では「幸福」っていうワードを照れずに使っていい雰囲気が生まれてきているような気がします。照れずに真面目に幸福写真。やっぱりアラーキーは天才だな。


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※この記事は note で更新中の内容を転載したものです写真展から1ヶ月が経ちました開花がめちゃくちゃ早かった東北の桜もあっという間に散ってしまい『10年の幸福写真』の写真展から1ヶ月が過ぎてしまいました。「写真展終わって何してるの?」ってこないだ聞かれたんですが、普通に撮影のお仕事をしたり、打ち合わせしたり、近所のご当地スーパー「あいのや」さんに買い物行って夕飯をつくったり、お客さんが来たら美味しいコーヒー入れたり、友達の漁師のところに浜にメカブ買いに行ったりと通常営業は再開しております。写真展期間中は久々に昼も夜も無いような数週間だったのでドッと疲れが出るかと思ったけれど案外、丈夫にできてるみたいで元気♪前日のロケハンで試し撮りの図通常営業の合間をぬって、出張「平井写真館」の打ち合わせや撮影がはじまってます。1年後に写真集になる。その為の重要な記念撮影です。まだ誰も見たことがない写真集に載る予定の写真たちが少しづつ姿をあらわしはじめました。(※本番の写真はまずは本人に無事ちゃんと渡せてからまた公開しようと思っていますので今回はありません)まずは親しい間柄のメンバーからの撮影依頼で、ドドドっと3件の撮影を終えました。ひとつ目は、「この街で10年」というお題だったので石巻が一望できる山に登っての撮影。黄砂のおかげでなんだか素晴らしい夕景の中での撮影になりました。石巻郊外を望む2つ目は3月末、時間が無いけど無いなりに事前準備万端にしてエイヤッ!って望む撮影。別れの時期ですからね。思い出深い場所と人。惜しみつつも新たな門出。暖かく見守るギャラリーの方々3つ目は、自然のタイミングとその場のヒラメキを逃してたまるかっ!という撮影。桜の開花に合わせてめっちゃ大急ぎで準備しつつ、なんとか雨が降る前日に撮了。桜満開、ギリギリ晴れてきた photo / takeshibuyaふぅ!!相当熱量込めて撮影させて貰うことができています。いつもは流れるように、呼吸するように、何気ない瞬間にシャッターを押すのが得意です。そんな僕的には、記念写真って結構苦手な部類だったんですよねぇ。実は。止まってるし。三脚使ったりするし(※三脚が使えない写真家なのです)しかも記念撮影ってちゃんと「記念」にならないとダメだと思うんですよね。5年後も10年後もその時の幸福感が蘇ってくるような。風の匂いや太陽の感覚まで蘇るような。だから写る人にとっての「記念になる」ってどういうことなんだろう?ってめちゃくちゃ頭を使って考えて事前準備しとかないとダメ。それと同時に、その場で巻き起こる身体的動きとか、感情や心の起伏もとらえてやらなくちゃいけない。きっとそういうことなんだと僕は思って撮影に挑んでるんだけど、いやこれほんとめっちゃムズいです。写真集の裏側はこんな感じでも、昔ステキな感覚を持っている先輩の女性から「けいすけの写真って止まってるのに動いてるよね。」って言われてすごく嬉しかったのを思い出しました。そのお陰で、自分が思うほどダメじゃない。いい線はいってるのかも?とも思ってはいます。土門拳は「仏像は走っている」って言ったけれど、きっと記念撮影って総合写真なんだなと。無理くり言葉にしてみると、みたいなことが大切なのかなと。まだ体に染み込んでないから慣れないけれど「止まってるけど動いてる」を意識しながら出張平井写真館で、ぜひあなたの記念写真を撮らせてください。どんな写真残そうか?って一緒にワクワクしながら作戦会議しましょう!まずは下記の申込みフォームから!!● #出張平井写真館 の申し込みフォームはこちら↓https://forms.gle/saPPygDuaN31MHH29こないだの地震で落ちちゃった外壁と愛車 photo / takeshibuya


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みなさんこんばんは。東北の桜も葉桜になり、実行委員の海苔漁師メンバーもボチボチ漁期を終えそうなタイミングを見計らって「事務的なことも想いの部分もみんな顔を合わせて共有しておきたいね!」ということで幸福写真展のあと初の実行委員会ミーティングを開きました。この1ヶ月は、3.11のザワザワと写真展を終えて、身も心も少し落ち着きたいなぁという時期ではあったけれど、その間も出張『平井写真館』の撮影が3件、ホームページの更新(写真展バージョンから写真集バージョンへ)、写真集の編集会議のキックオフなどなど、オンラインとメッセージのやりとりばかりでバタバタと過ぎてしまっていました。こういうときに会って話ができるタイミングってめっちゃ貴重♪ 「これからどんな感じで何をするんだっけ?」みたいなことを、整理して見える化。顔を合わせて話ができるとストンと入ってくる気がします。コロナ禍になってリアルの場がより一層、大切な時間になったんじゃないかな?もちろんこうやって色分けしたとしても、担当っぽく書いてあるところも確定ではなく、どちらにしてもチームを行ったり来たりしながら補い合って混ざり合って進んでいくんですけどね♪同じ絵をイメージして一緒に描くために、分からないことを相談しながらクリアにして、気持ちを乗せて写真集の動きへシフトしていこう!って感じです♪写真集のイメージをふくらませるために、いろんな写真集や本や図鑑を持ち込んで実際に手にとってペラペラめくったり「こういう感じがいいね〜」とか「この本のつくりがおもしろい!」とか「袋とじあったらおもしろくない?」など自由にアイディアを出し合う時間は大いに盛り上がりました。だんだん調子が出て来て、これのパクリで「ズラとおっちゃん」やりたい!「海苔とおっさん」をやりたい!なんて話も飛び出したけれど....。(笑)そんな感じで、まだ見ぬ写真集に想いを馳せながら石巻の夜は更けていきました。引き続き一歩一歩進んでいきます!