実施理由/背景
鬼ブームが巻き起こる今、元祖鬼退治の舞台にも光を――。
京都府北部にある福知山市の大江エリアには、鬼伝説の大江山があり、長らく「鬼」がテーマのまちづくりを進めてきました。1993年に開館した、鬼とは何者かに迫る「日本の鬼の交流博物館」(鬼博)がその1つ。大江山の鬼退治伝説にまつわる資料を豊富に収蔵し、日本のみならず世界中の鬼について学ぶことができる貴重な博物館として運営してきました。
そして、今。マンガ・アニメ作品の影響により、かつてないほど「鬼」に注目が集まっています。鬼博の来館者も一時2.5倍になるなど、その影響力は想像以上。まちの資源として大切にしてきた「鬼」を今の人にも知ってもらおうと、鬼博所蔵の「酒呑童子絵巻」を大胆にアニメコンテンツ化した動画『転生したら鬼退治を命じられました』を、SNSで公開し始めました。(声優を務めるのは、なんと『鬼滅の刃』宇随天元役でも知られる小西克幸さんと、七色の声を持つ奇跡さん!)
次に見据えるのは2023年、鬼博の開館30周年です。元祖鬼退治の地ならではの特別企画を、ド派手に開催したいと考えています。その後押しとなるよう、皆様からのご支援をよろしくお願いします。
※派手さについては、鬼博の基準となります。あらかじめご了承ください。
プロジェクト内容説明
なぜ福知山は「鬼のまち」なのか!?
理由はこの3つです。
(1) 鬼退治ストーリー最高傑作の舞台!
…正暦元年(990)、京の都を荒らしまわった最強の鬼・酒呑童子を源頼光(よりみつ、通称ライコウ)一行が酒に酔わせてだまし討ちにした「酒呑童子物語」の舞台が大江山です。
(2) 3つの鬼伝説!
…大江山には「麻呂子親王と三人の鬼」「日子坐王と陸耳御笠」も合わせて3つの鬼伝説が伝わっています。
(3) 名所もイベントもグルメも鬼だらけ!
…「鬼武者行列」、日本唯一の「鬼」をテーマにした「大江山鬼検定」、毎年10月に開催される鬼だらけのイベント「大江山酒呑童子まつり」、鬼の研究者が集う「世界鬼学会」。
その他にも、頼光が名刀「鬼切丸」の切れ味を試したと伝わる巨岩がある「鬼丸稲荷」や頼光が腰かけたとされる「頼光の腰掛岩」など、福知山の鬼資源は唯一無二です。名物は「鬼そば」、お土産も鬼づくし。
2月2日を「鬼鬼の日」とし、2020年はコロナ禍でオンラインのみで祝いましたが、色々な職場でも鬼マスクをつけて盛り上がりました。
withコロナ時代の鬼とのつながりと、未来への楽しみを
マンガ・アニメ作品の影響で来館者が一時2.5倍となった鬼博。ところがコロナ禍で、2020・21年は臨時休日も多くあり、盛り上がりきれない状況が続いています。鬼の魅力を体感しに福知山にいつでも気兼ねなく来てほしい思いはありつつ、withコロナ時代はまだ不透明です。
そこで、日本全国どこにいても参加できる「ふるさと納税」という形で、「鬼のまち福知山」のサポーターを募ります。お礼品は、「無期限」の鬼博招待券、鬼退治ヒーローズのオリジナルグッズ、鬼にちなんだ特産品など。
「鬼のまち」の魅力をお届けしますので、おうちで鬼をお楽しみいただきながら、それぞれのタイミングで福知山にお越しいただければ幸いです。
寄附金は、2023年の鬼博30周年記念企画で大切に活用させていただきます。
目指すところ
「鬼のまち福知山」にふさわしい「ド派手」な鬼博30周年特別企画を開催したい!
酒呑童子を退治した源頼光らの視点で見ると「鬼=悪」。酒呑童子物語は勧善懲悪のストーリーとなりますが、鬼の視点に立つとその景色は一変します。
酒呑童子は酔いつぶれて寝ている間に頼光に首を切られた際、「鬼に横道なし」というセリフを発したとされます。「鬼は曲がったことや道理にはずれたことはしない」、つまり「鬼神はずるいことはしない。山伏の恰好をしてだまして酒を飲ませて殺そうなんて、ずるいやつだ」ということです。
鬼博では、“退治する側”の英雄だけではない、“退治される側”の鬼について深く知ることができる展示を行っています。25周年は、「怪鬼!大江山妖怪屋敷」を開催し、福知山ならではの鬼の魅力を発信してきました。また、今秋には「ウルトラマン」の美術総監督であり、ウルトラ怪獣の生みの親である成田亨氏が惹かれた鬼の魅力に迫る特別展を開催するなど、ユニークな企画には定評があります。
2023年の30周年でも、「鬼のまち福知山」としていつも以上の本気さで、ド派手に鬼の魅力に迫る特別企画を開催したいと考えています。
※派手さについては、鬼博の基準となります。あらかじめご了承ください。
寄付の使い道
いただいた寄附金は、福知山市の財源とあわせて、鬼に関する事業に使用させていただきます。
○「日本の鬼の交流博物館」開館30周年特別企画
○鬼に関する講演会、ワークショップ
自治体からのメッセージ
「鬼のまち福知山」ブランド確立に向けて、ご支援をお願いします
福知山市のプロジェクト『鬼ブームの今こそ!「鬼のまち」の博物館30周年を「ド派手」に祝いたい!』へのご関心をありがとうございます。福知山市長の大橋一夫です。
京と丹後をつなぐ街道の最難所として古くから畏怖されてきた大江山は、鬼の棲家としての伝説を残しており、まちのいたるところで「鬼」が感じられます。博物館前には、高さ5m、重さ10tの世界一巨大な鬼瓦があり、全世界の鬼に興味を持つ方々が集う「世界鬼学会」の事務局があります。また、鬼にちなんだ祭りや特産品が数多くあり、それらは先人たちが「鬼」を大切な地域資源として取り組まれてきた証でもあります。
今、「鬼」に大きな注目が集まっております。この機会を逃すことなく「鬼のまち福知山」ブランドを日本中、そして世界に轟かせるとともに、鬼博30周年を皆さまとお祝いできたら幸いです。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
福知山市長 大橋一夫
お礼品について
「鬼」が詰まったお礼品をお届けします!
当プロジェクト限定のお礼品として、「鬼のまち福知山」の魅力を集めたお礼品をお届けします。
【主な返礼品】
○「日本の鬼の交流博物館」無料入館券(無期限)
○源頼光、四天王、酒呑童子の特製アクリルスタンド(全5種類)※ランダムで1つお送りします
○鬼の気分になれる鬼マスク
○鬼のまちに咲く「才ノ神の藤」の藤の実入りのお守り(色は白と紫)※ランダムで1つお送りします
○鬼にちなんだ特産品(菓子、ドレッシングなど)
事業スケジュール
2022年2月:鬼鬼祭(予定)…鬼のまち福知山プロモーション企画
2022年4月~2023年3月:資料収集など企画準備
2022年~2023年(時期未定):講演会、ワークショップの実施
2023年(夏or秋を予定):鬼博30周年特別企画