実施理由/背景
その美しさ、目を見張る。
三春町は、福島県のほぼ中央、阿武隈山地の西すそに位置しています。古来、梅、桃、桜が一度に咲き誇るため、町の名が『三春』となったといわれております。その三春町のシンボルといえは、三春滝ザクラです。
エドヒガン系ベニシダレザクラである三春滝ザクラは、四方に伸びた枝から桜の花を無数に咲かせるその様は、まさに流れ落ちる滝のように見えることから『滝ザクラ』と呼ばれるようになったと言われています。
三春滝ザクラをはじめとしたシダレザクラは町内に約2000本あり、シダレザクラの性質上、生長に伴い、枯枝が多数生じ、幹に負担をかけてしまうため、定期的に樹木の診断や枝の切除を行っています。また、年間を通して病害虫の発生に注意を払い、病害虫が発生した際の薬剤散布をしています。さらに、土壌中の養分の補給と土壌改良を目的とした施肥も行っています。
しかし、町内の桜、全てに保全事業は行えていないため、町内の桜に行き渡る保全事業を実施したく、このプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクト内容説明
三春の桜保全プロジェクト始動!
三春滝ザクラをはじめとした三春の桜の魅力を後世に受け継ぐために、次の取り組みを行っています。
(1) 薬剤の散布
・病害虫が発生した際に薬剤散布を行っています。
(2) 施肥
・土壌中の養分の補給と土壌改良を目的として滝桜保存会が行っています。
(3) 周辺整備
・景観を良くするために、三春滝ザクラ周辺には、菜の花が植えられています。
・病害虫の発生防止と景観づくりのために、草刈りを行っています。
(4) 樹木医の診断と枯枝の剪定
・5年に一度、三春滝ザクラを足場で囲み、樹木医が診断し、枯枝を剪定しています。
目指すところ
三春滝ザクラをはじめとした三春の桜を後世に残したい
三春滝ザクラは、地域に愛され今までも多くの方の支援で、壮麗な姿を保ってきました。三春滝ザクラは、本年10月をもって、天然記念物指定100周年を迎えることから、保全事業を見つめ、三春滝ザクラを後世に残すために、保全事業にご参加いただきたいと考えております。
また、町内には約10,000本の桜の木がありその中には、手入れがいきとどいていない桜の木があることも事実です。三春の桜は多くの町民に愛され、三春町を見守ってきました。また、多くの観光客にも親しまれてきました。桜の保全は、三春町を元気にするとともに、観光地としての魅力向上にも大きく寄与します。
桜の町、三春町として美しい桜を後世に残していくために、皆様のご賛同をお願いします。
寄付の使い道
寄付金は、三春滝ザクラをはじめとした三春町内の桜の木の環境保全に活用させていただきます。具体的な内容としては、(1)樹木医の診断(2)薬剤の散布(3)土壌改良(4)枯れ枝の剪定(5)着生植物の除去などの作業を実施する予定です。
自治体からのメッセージ
ご支援いただくみなさまへ
三春町の桜に感心をもっていただきありがとうございます。今回のクラウドファンディングをきっかけに三春町の桜のすばらしさが多くの方に伝わり、皆様のご賛同のもとこれからも元気に咲き続けていくことを期待しています。春にはぜひ三春町を訪れていただき三春滝ザクラをはじめとした桜を見ていただきたいと思います。
また、三春町には、桜以外にもダム湖周辺のサイクリングや秋の紅葉シーズンのウォーキングなど年間をとおして楽しめるスポットがございますので、何度も足をお運びいただき、三春町のファンになっていただければ幸いです。
三春町長 坂本浩之
事業スケジュール
令和4年:樹木医の診断
令和5年12月~2月:肥料の散布
足場作成
樹木医の診断
枯れ枝の剪定・着生植物の除去
今回のプロジェクトで集まった資金は事業費の一部として活用させていただきます。
また、目標金額以上に集まった資金については、管理費として後年度に取り崩して活用させていただきます。皆様から応援いただいた資金は大切に使わせていただきます。