実施理由/背景
小学生にGIGAスクール構想に対応した良質な教材を届けたい!
大網白里市には、博物館、資料館等の展示施設がなく、郷土の歴史を広く公開する機会がありませんでした。そこで、いつでも・どこでも・無料で文化資源に親しめる環境を構築するため、平成30年2月に「大網白里市デジタル博物館」を公開しました。公開後、博物館を持たない自治体の取組みとしては珍しい、先進的な事業と評価され、デジタルアーカイブ学会賞の実践賞を受賞しました。
デジタル博物館のURLはこちら⇒https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/1223905100
現行の「大網白里市デジタル博物館」のページは歴史好きや郷土史家などの大人向けに作成しているため、小学生には少し難しい印象です。今回のプロジェクトでは、小学生向けにイラストを多く使った資料や、3D資料など、親しみやすいページ作成に挑戦します。
プロジェクト内容説明
教科書の内容に沿ったわかりやすいページと3D資料の充実!
今回のプロジェクトでは、「旧石器時代」、「縄文時代」、「弥生・古墳時代」、「奈良・平安時代」のそれぞれのページと小学校6年生の社会科の教科書の内容に沿った形として、わかりやすいページを作成します。
立体化し、ぐるぐる回して眺めることができる3D資料など、大人も子どもも楽しむことができる3D資料をこのプロジェクトを活用して増やしていきます。
今回作成するコンテンツは、ひとつの地域の歴史を素材としていますが、わかりやすく、3D資料をふんだんに使用することで、他の地域でも活用できる資料に発展します。
目指すところ
デジタル博物館×小学校教育=新たなまちづくり
博物館、資料館がないということから始まった「大網白里市デジタル博物館」ですが、現在では「地域学習」、「学校教育」だけではなく、文化財めぐりなどのウォーキングといった「観光振興」にも発展しています。今回のプロジェクトでは、未来ある子どもたちに良質な教材を届けるということで新たなまちづくりへと発展することを目指します。
この教材を使った小学生から、未来の考古学者が生まれるかも!?
寄付の使い道
・時代ごとのページ作成(コンテンツの作成・イラストの作成)
・専門家による解説執筆
・多くの石器や土器の3D化
・その他、デジタル博物館の内容充実
自治体からのメッセージ
大網白里市の教材化プロジェクトにご関心をいただきありがとうございます。
今回は本市のふるさと納税によるクラウドファンディング第1弾として、現在軌道に乗っているデジタル博物館の教材化プロジェクトを公開しました。
デジタル博物館を横断的に活用した企画は、学校教育に限らず、さまざまな施策に発展する可能性があります。
寄附だけでなく、魅力的な返礼品も用意いたしましたので、是非ご支援をお願いいたします。
事業スケジュール
8月~9月:時代ごとのページ構成、解説執筆者へ依頼
10月:コンテンツの作成開始
10月~12月:考古資料の撮影
1月~2月:ページのデザイン、イラスト作成
3月:コンテンツの公開
4月~:授業での活用
プロジェクトでの支援金額により、3D化する資料の点数が変わります。