実施理由/背景
研究成果の創出と、生み出された研究成果の実用化・製品化を推進します!
富山県は、県内の大学における医薬品分野の研究開発や人材育成を推進し、本県の中核産業であり「くすりの富山」としての長い歴史のある医薬品産業のさらなる発展を図るため、富山大学、富山県立大学、富山県、富山県薬事総合研究開発センター、富山県薬業連合会が連携し、2018年6月に「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアム(産学官連携組織)を設立しました。その後、内閣府の「地方大学・地域産業創生事業」からの支援(国交付金)を受けて、取り組みを進めています。
これまでも広く皆様方からの温かい応援をいただき、(1)画期的な新薬を生み出す「創薬」と連続生産技術の導入など競争力のある医薬品生産体制づくりの「製薬」ー2つの「つくる」仕組みづくり、(2)医薬品産業界で活躍する専門人材の育成・確保に取り組んできました。
これまでにさまざまな研究成果(新型コロナウイルスの感染を防御する中和抗体、免疫代謝の調節による生活習慣病の予防メカニズムの解明、医薬品製造現場における無菌検査の迅速法の開発等)が生まれ、優れた人材も育ってきています。
⇒これまでの取り組みや成果の詳細は、「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムパンフレット、ホームページ、SNSをご覧ください。
パンフレット:https://www.kusuri-consortium.jp/images/1af0b05b801eace4bd4e0a4b81c7cfec19ad939f.pdf
ホームページ:https://www.kusuri-consortium.jp/
プロジェクト内容説明
【その1】県内大学および専門機関の連携・協力のもと、医薬品産業界で活躍する人材を育てる!
人材育成事業では、これまでサマースクールやバイオ人材育成研修を通じて、学生の皆様や社会人の皆様へ学びの機会を提供し、優秀な人材の育成に寄与してきました。
今後はさらに医薬品産業界に必要なカリキュラムを強化し、キャリアを通じた育成プログラムとしてパワーアップして、医薬品産業界のニーズに応える高度人材の教育を推進します。
また、連続生産技術の導入に向け、リスク評価に基づく製剤開発の研修会も実施していきます。
【その2】富山で創出された医薬品分野のアカデミアシーズの事業化を推進する!
くすりコンソでは、「創薬」と「製薬」の、2つの「つくる」に取り組み、医薬品開発の経験のある専門家の助言等により研究開発支援体制を強化してきました。
今後も、くすりコンソは引き続き2つの「つくる」を推進します。
具体的には・・・
・市場ニーズにあったアカデミア発シーズを発掘し、事業化を目指した研究開発の推進
・新規成分や新規製剤を速やかに臨床評価できるインフラの整備
・革新的生産技術等を導入し、県内製薬企業の強みである製剤開発力を活かした生産インフラの確立
目指すところ
富山の「くすり」と「くすりをつくる体制」が世界中から信頼される存在となる!
くすりコンソでは、今後もアカデミア発シーズの実用化や高付加価値製品の開発、医薬品を安定して確保できる生産の技術革新(連続生産技術等)や、人材の育成などに取り組んでいきます。
「創薬」と「製薬」の2つの「つくる」を特徴とするくすりのエコシステムを富山に構築し、日本、そして世界へ羽ばたき、世界中の人々から信頼される存在を目指しています。
皆様、ご支援よろしくお願いします。
寄付の使い道
ご支援いただいた寄付金は下記の用途に使わせていただきます。
〈人材育成事業〉
人材育成事業はパワーアップを予定しています。
変化する医薬品産業界のニーズを取り入れ、学生や社会人それぞれのキャリアを通じた育成プログラムを実施予定です。
〈研究開発事業〉
くすりコンソの支援する研究を事業化に向けてサポートします。
自治体からのメッセージ
くすりコンソへの支援をご検討中の皆様へ
富山県は、2022年2月に「富山県成長戦略」(戦略ビジョン『幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~』)を策定し、成長戦略の中核となる6つの柱の1つに「新産業戦略」を掲げており、その「新産業戦略」を実現するための施策として「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムプロジェクトを長期的に推進することとしています。
富山県の基幹産業の大きな柱の1つである医薬品産業は300年を超える歴史と伝統、高い技術を有し、全国でもトップクラスの生産拠点を形成しています。本プロジェクトを通じて、研究・技術開発を一層推進し、県内医薬品産業のさらなる振興を図るとともに、東京圏をはじめ全国の優秀な学生の皆さんが本県で学び、医薬品産業を支える人材として活躍していただけるよう、"ワンチームとやま" 一丸となって取り組んでまいりますので、皆様方の熱いご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
※昨年度は個人・企業等からの寄付目標額を300万円に設定いたしましたところ、目標額を上回るご寄付をいただき、深く感謝しております。
なお、今年度からは企業版ふるさと納税も活用して応援していただける企業を募集することにいたしましたので、目標額を200万円に設定しました。
お礼品について
・ご寄付いただいた方のうち、富山県外に住所のある方全員に14種類の厳選和漢生薬を使った「くすりの富山」で有名な富山の製薬会社の(薬湯)を送ります。(令和5年3月にお届けする予定です。)
・ご寄付いただいた方全員に感謝のお礼状を送ります。
・ご寄付いただいた方全員に寄付金領収書(寄付金額2,000円以上の場合は住民税や所得税の寄附控除に使用できます。)を送ります。
・ご寄付いただいた方のうち、希望される方にくすりコンソ活動状況についてのメールマガジンを配信します。
・10,000円以上ご寄付いただいた方のうち、希望される方のお名前をくすりコンソホームページに掲載します。(注)100,000円以上ご寄付いただいた方は大文字になります。
・1,000,000円以上ご寄付いただいた方のうち、希望される方をくすりコンソ1日見学ツアーに招待します。(本プロジェクトの事業責任者である森和彦、副責任者である森俊介による案内付き(注)富山市内までの交通費はご負担願います。)
事業スケジュール
2018年10月~現在:
国の「地方大学・地域産業創生交付金事業」に採択。交付金の支援を受けながら、研究開発と人材育成事業を展開。
(主な成果)
・医薬品など試料中の生菌の有無を1日で調べられる「迅速無菌検査法」を開発。
・大豆などの植物由来で環境に優しい「環境調和型有機分子触媒」の開発に成功。
医薬品の製造工程での活用を目指します。
・全国の医学部・理系学部の学生を対象にサマースクールを開講。医薬品について体系的なプログラムを提供し、受講生のうち14名が富山県内の企業に就職。
2023年4月~:
国の交付金支援が満了し、プロジェクトの自走がスタート。あらゆる方面から自主財源の確保を目指します。