実施理由/背景
「日々のよろこびふくらむまち史都多賀城」を目指して
多賀城市の市名は、神亀元(西暦724)年に創建された「多賀城」に由来します。
その創建については、日本三古碑のひとつである「多賀城碑(壺碑)」に刻まれています。
江戸時代、松尾芭蕉はこの多賀城碑に対面して、時間とともに変わりゆく歌枕の中で、この碑だけが昔から変わらない様に感動し、涙を流したことが『おくのほそ道』に記されています。これが発端となって生み出されたといわれる、芭蕉の俳諧理念「不易流行」には、いつまでも変わらないことを大切にしながらも、その時代に合った変化を重ねていくことが大切である」という意味が込められています。
本プロジェクトでは、令和6(2024)年に多賀城が創建から1300年という節目の年を迎えることを契機とし、古来より受け継がれてきた芸能と新たな文化や要素の融合によりこのまちならではの心豊かなよろこびや幸せが感じられるまち、「日々のよろこびふくらむまち史都多賀城」を目指します。
プロジェクト内容説明
宮城のはじまり、東北のはじまり。賀び多き城、多賀城。
東北に多くの賀(よろこび)をもたらすため、神亀元(西暦724)年に「多賀城」は創建されました。
この多賀城が繁栄した奈良時代の初めから平安時代にかけては、大陸から新しい文化がもたらされ、そして吸収し、日本独自の文化が形づくられた時代でした。
そんな多賀城が、令和6(2024)年に創建から1300年という節目の年を迎え、これに向け、古代多賀城の入り口とされる南門が復元されます。このような歴史遺産を活用しながら多賀城創建1300年記念事業を実施するべく、現在準備を進めているところです。
多賀城が創建されてから1300年という悠久の歴史の中で紡がれてきた、すべての生き物たちのいのちの営み。
その「いのちのリズム」を和太鼓奏者Atoa.が和太鼓で、「絶え間ない流れの中にある動」を東北各地に息吹く踊りで表現する舞台プロジェクトを実施します。
令和5、6年にかけて東北6県を巡り、各地の伝統芸能団体とワークショップを行います。令和6(2024)年8月には多賀城跡に共演者が集結し競演します。
目指すところ
市民の誇りとなる多賀城らしい魅力をたがやすまち
悠久の歴史の記憶を刻む自然環境、先人から引き継がれてきた日々の暮らしやなりわい、そして多様な能力を備えた地域の人材、それら多賀城ならではの個性は、 日々の暮らしに彩りや潤いを与えてくれます。
このまちを吹き抜ける、多賀城の創建以来変わらず流れる風に、新しい時代の流れを乗せた風が重なり、 個性は、時代に合った魅力へと深化します。
この多賀城創建1300年及びおまつりプロジェクトをきっかけの1つとし、一人ひとりが、このまちの個性を楽しみ、豊かに表現していくことで、新たな価値がうまれ、多賀城らしい魅力が創られ、自慢したい、世界に誇れる魅力あふれる多賀城を目指します。
寄付の使い道
受け付けました寄附は、プログラムを披露する舞台の制作費や、照明などの演出に係る費用、音楽の制作に係る費用など、おまつりプロジェクトに係る費用一式に活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
多賀城を応援していただけるみなさまへ
この度は「伝統芸能で多賀城創建1300年を盛り上げたい!~集結・東北の伝統芸能!おまつりプロジェクト~」に関心をお持ちいただき誠にありがとうございます。
多賀城創建1300年という節目の年に、記念事業の盛り上がりを一過性にしないためにも、今後も様々な取り組みを続けていきたいと考えています。
しかし、「継続する」ということはみなさまのお力添えがなければ成り立たないものでもあると思います。住みよいまち、楽しいまちにしていくためにも、みなさまの温かいご支援、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
事業スケジュール
2023年5月:東北6県ワークショップ始動
2024年8月1日:プロジェクトのお披露目
令和5、6年にかけて東北6県を巡り、各地の伝統芸能団体とワークショップを行います。
令和6(2024)年8月には多賀城跡に東北各地の共演者が集結し競演します。