実施理由/背景
飼い主のいない猫が共に優しく暮らせる良好な環境へ
橋本市では、飼い主のいない猫にまつわるトラブルで苦情や相談が数多く寄せられています。この問題に対して、秩序の無い繁殖によって飼い主がいない猫を増やさないように公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体との協働で2017年度よりTNR活動を行っているところですが、本市の財源が限られていることから公益財団法人どうぶつ基金の行政枠チケットを活用(手術費用、ワクチン代及びノミダニ駆除薬費用を公益財団法人どうぶつ基金が全額負担)していても、地元ボランティア団体の皆様の負担が大きくなってしまっています。無秩序な繁殖を抑え、不幸な最期を迎える猫を減らすこと、人と猫が住みやすい環境を整えていく為に、今後も継続してTNR活動や譲渡会及び相談会などを行っていきたいと考えておりますので、一人でも多くの方にご支援頂きたいと思います。
プロジェクト内容説明
飼い主のいない猫のTNR活動事業及び行き場のない猫たちの里親探し
橋本市では、公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体と協働して次のような取組みを行っています。
(1)毎月地元ボランティア団体の協力のもと、公益財団法人どうぶつ基金の行政枠チケットを活用し、地元から相談のあった飼い主のいない猫のTNR活動を行っています。
(2)毎月第4土曜日に、行き場のない猫たちの里親を探す目的で猫の譲渡会を開催しています。
市内には多数の飼い主のいない猫がいて2017年度からTNR活動を行っていることもあり、少しずつですが着実に地域猫が増えてきていますが、今もなお市やボランティア団体へと相談が届いている状況です。
今後とも公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体と協働でTNR活動を実施します。また、譲渡会を継続して開催し、飼い主のいない猫を減らすことで猫にまつわるトラブルを無くしていけるよう活動していきたいと考えています。
上記活動と並行して啓発活動(TNR活動の大切さの理解を広げる)も行います。
目指すところ
無秩序な繁殖を抑え"人"と"猫"が共に暮らせる社会を
不妊去勢手術を終えた猫が短い命を全うして暮らせるよう、「動物は命あるもの」であることを認識し、地域の方々に温かく見守って頂けるまちを目指して活動していきたいと思います。飼い主のいない猫たちは、飢えや厳しい天候といった過酷な外の環境で生きている為、飼い猫と比べるとわずか3年から5年という非常に短い生涯となります。身勝手な理由によって捨てられた猫たちが繁殖して増えていくことで、懸命に生きているだけの猫が地域の方々に迷惑がられ嫌われてしまう現状は猫にとっても人にとっても好ましい状況ではありません。TNR活動を継続していくことで出産による猫の数を抑制し、足跡による汚れや糞尿のにおいといった環境の被害を軽減し、"人"と"猫"が共に優しく暮らせる生活環境を目指していきたいと思います。
寄付の使い道
皆様からのご寄附は、TNR活動を行うにあたり必要な猫の捕獲器、不妊去勢手術前の一時収容用のフード・ペットシートや、協働するボランティア団体への支援に必要な消耗品のほか、毎月開催している譲渡会などに必要な物品の購入など、猫の命を救う取組みに活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆さまへ
橋本市では、令和4年からクラウドファンディングを実施し飼い主のいない猫のための活動財源とさせていただいております。
今なお市内には多くの飼い主のいない猫がおり、猫たちが不幸な最期を迎えてしまう猫たちを減らしていく為に、"人"と"猫"が共に暮らせる環境を整え、住み続けられるまちを目指しTNR活動(2017年度より公益財団法人どうぶつ基金の行政枠チケットを活用し、延べ700匹あまりが地域猫になりました!)や譲渡会などの活動に取り組んでいます。今後も継続して公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体と協働し活動していきたいと考えておりますので、一人でも多くの皆さまのご支援をお願いいたします。
事業スケジュール
毎月:TNR活動事業(公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体と協働)
毎月第4土曜日:猫の譲渡会を開催(地元ボランティア団体と協働)
令和5年11月:「すこやか橋本 まなびの日」にパネルを展示(公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体と協働)