実施理由/背景
アイバンクってなにするところ?
●角膜疾患のための視覚障害者は1万9千人、その角膜移植を心待ちにしているひとは全国に約2千人おられます。アイバンクはドナー(角膜を提供する人)とレシピエント(角膜移植を待つ人)の架け橋の役目をするところです。献眼者の募集及び登録、献眼される眼球の摘出、検査、保存、提供、そして目の衛生に関する普及啓発をおこなっています。アイバンクは365日、24時間体制で対応しています。 ●角膜は150年使用可能と言われています。栃木県では105歳の方の角膜も移植され2人の方が見えるようになりました。白内障、緑内障、癌やその他の疾患でも感染症でなければ献眼することができます。人生最後に角膜提供というこの崇高なお心は、本当の真心の奉仕であります。
プロジェクト内容説明
1人でも多くの目の不自由な方のために、光と愛を届けられるよう活動しています。
基幹病院である、獨協医科大学病院、自治医科大学付属病院の摘出医師を派遣する費用もアイバンクの費用であり献眼者には費用はいっさいかかりません。摘出した角膜も検査を行い安全性が確認された上で光を失った患者に移植が行われます。アイバンク運動に深い御理解と崇高なる御遺志により、献眼してくださった方には、厚生労働大臣・県知事・市長・ライオンズクラブより感謝状が贈られます。献眼者のご葬儀に役員が参列させていただき、感謝状、香典、生花を献呈させていただいております。また、宇都宮市八幡山公園内にある、献眼顕彰碑前にて慰霊祭を行い、御芳名を刻字し皆様のご遺徳を偲びご冥福をお祈りいたしております。当財団では、移植医療に対する市民の皆様の理解と協力が得られるよう、宇都宮市オリオン通りで行う臓器移植キャンペーンや、宇都宮市保健センターで行われる目の愛護デー、献血、研修会等でパンフレットやポスターを配布し普及啓発を行っています。皆様の温かい寄付金・募金に支えられております。これらの事業をさらに発展させ継続して実施するためにもご支援を賜りたいと思います。
目指すところ
1人でも多くの目の不自由な方に光と愛が届けられ、新たな充実した人生を送ってほしい。
角膜移植を受けた方で目が見えるようになり、新たな人生を歩み始めた方がたくさんおります。念願のパテエシエになられたり、絵手紙や大正琴を習ったり、充実した幸せな人生を送っています。皆さん角膜提供して下さった方への心からの感謝の思いを持って生活しており、慰霊祭に参加したい、お礼がしたい、アイバンク運動に協力したいとお電話やお手紙をくださいます。目の疾患によっては、刺すような痛みを感じる方もおり、角膜をいただいたその時から痛みも解消し温かいやさしい光がさしこんで荘厳な温かいぬくもりに包まれたそうです。手術後、病院で、初めて見た鮮やかな真っ赤なチューリップ、澄んだ青い空、桜の美しさに感動したそうです。今現在では亡くなった方からの角膜提供に頼らなくてはならず、たくさんの人が切実に待ち望んでいます。 視力障害者のある皆様に一日も早く安全に光と愛が届けられるよう、さらに角膜移植に関する知識の普及啓発に努めて参りたいと思います。
寄付の使い道
●角膜を迅速・安全にあっせんする為の検査費用や摘出医師の派遣費用。 ●宇都宮市八幡山公園内、献眼顕彰碑前で行われる献眼者慰霊祭費用。 ●オリオン通りで開催される臓器移植キャンペーン、宇都宮市保健センターで開催するめの愛護デーでのパンフレット製作費や広告費用。 ●感謝状贈呈にかかる費用、また香典・生花の献呈費。 ●宇都宮市内にある病院、眼科医院、公共団体、ライオンズクラブ等に提示していただくポスター、広報誌、登録カードの作成費。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆様へ
宇都宮市では,市民協働のまちづくりを推進していく上で,市民の公益活動の維持・強化を図ることが重要であると考えております。
公益活動を行う団体の資金調達を支援するとともに,ふるさと納税を通じて,公益的な団体による活動や特定の事業を応援いただくことにより,全国の皆様に,本市への愛着や親しみを持っていただければ幸いです。
どうぞ皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
事業スケジュール
5月:令和4年度献眼者慰霊祭:八幡山公園献眼顕彰碑前
9月:臓器移植キャンペーン:オリオン通り
10月:目の愛護デー:宇都宮市保健センター
随時:献眼時、摘出医も含め365日24時間体制実施
遺族への感謝表明として葬儀に参列し感謝状贈呈。香典、生花の献呈。寄付金、募金活動。目の衛生に関する研修会。
5月28日(日)令和4年度献眼者慰霊祭は、御遺族をはじめ関係者にお呼びかけをして30名の参列があり、執り行う事ができました。9月の臓器移植キャンペーンではオリオン通りにて臓器移植普及推進に参加いたしました。10月の目の愛護デーにて広報誌「光とアイ」19号を配布させていただきました。また市内の眼科医、病院等にはポスターの掲示をお願いしております。広報誌「光とアイ」19号を10,000部作成しました。今年度は8名の方に献眼いただいております。