実施理由/背景
絶景を望むことができるこの場所を守っていきたい!
大自然のパノラマを独り占めできる場所!
絶景露天風呂「たまて箱温泉」は、大海原を広く見渡すことができる見晴らしのよい高台にあり、水平線に浮かぶ屋久島などの島々や薩摩富士と称される開聞岳を眺めながら入浴することができます。そして、下側には伏目海岸と呼ばれる海岸線となっており、その海岸線には砂むし温泉に入浴できる施設「砂湯里(さゆり)」があります。砂湯里は令和3年11月の災害で現在改修工事中で休業していますが、令和6年度中の営業再開を目指しています。
また、たまて箱温泉の横には、昭和18年頃から約20年間、製塩工場がありました。温泉熱を利用した製塩事業が行われ、今もなお温泉源と塩田跡が残っています。このような製塩事業は全国各地で行われていましたが、ここ山川製塩工場跡地のように温泉源と塩田跡が現存するのは珍しく、時代変遷を伝える価値の高い産業遺構となっています。
たまて箱温泉の横にあるプロジェクト計画地は、これまであまり整備されていなかったことから、今回景観整備を実施するものです。
プロジェクト内容説明
展望所やカフェスペースを設置するなどの一体的な景観整備を実施します
このプロジェクトでは、たまて箱温泉からの絶景と塩田跡の産業遺構をもっと多くの方に見に来ていただきたい!という思いから、展望所やカフェスペースなどを新たに整備します。
展望所やカフェスペースからは大海原を見渡すことができ、水平線に浮かぶ屋久島などの島々や薩摩富士と称される開聞岳を眺められるように整備します。災害を乗り越えて再開する予定の「砂湯里」への思いを込め、展望所には「願掛け」を行うスポットを設けて、「願いを込めて祈れば、願いが叶う」場所として展開していくとともに、訪れた方には絶景を眺めながら心地よいひとときを過ごしていただけるよう憩いの場を提供できるようにします。また、たまて箱温泉の駐車場から展望所までは遊歩道を敷設するなど、この場所の一体的な景観整備を行っていくこととしています。
目指すところ
皆様に親しまれる、指宿の新たな観光スポットになることを願って
たまて箱温泉の近くにある「山川砂むし保養施設 砂湯里」は、令和3年11月,建物近くの法面(のりめん)が災害により崩壊し、現在休業中となっています。
この法面を復旧するに当たり、法面上部に人が往来できる十分なスペースが確保できるようになったことから、このアクシデントを逆手に取り、この場所に東シナ海や開聞岳を一望できる傑出したロケーションを誇る展望所を設置することで、訪れた方に絶景を楽しんでいただくことができます。
このことから、このプロジェクトを行うことによって、令和6年度中に営業再開を目指している「山川砂むし保養施設 砂湯里」と併せ、たまて箱温泉がより多くの方に楽しんでいただける魅力ある観光スポットとなり、多くの方が訪れることで地域経済の発展に繋がるものと期待しています。
寄付の使い道
寄付の使い道は以下を予定しています。
(1)絶景を望む展望所を整備します。
(2)カフェスペースを整備します。
(3)露天風呂たまて箱温泉からの遊歩道を整備します。
(4)本整備に付随する一体的な整備を行います。
自治体からのメッセージ
ご支援くださる皆様へ
このたびは、鹿児島県指宿市の「絶景を望む展望所やカフェスペースを設置する一体的な景観整備プロジェクト」にご興味を持っていただきましてありがとうございます。このプロジェクトによって、指宿市の新たな観光スポットになることで、多くの皆様にお越しいただけることを願っています。露天風呂たまて箱温泉に浸かる前・浸かった後は、絶景を眺めながらごゆっくりおくつろぎいただきたいです。この絶景をいつまでも、後世に残していきたいと考えておりますので、皆様の温かいご支援・ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。
【露天風呂たまて箱温泉の空撮映像をご覧いただけます】
https://youtu.be/ZdwUiMNyYXc
事業スケジュール
2024年6月:展望所・カフェスペース等の工事着工
2025年3月:工事完成(予定)