実施理由/背景
各家庭の負担を少なくしたい
KJBクラブでは、一年生から三年生までの中学生が、毎週土曜日と日曜日の午後より、各人の通う中学校の部活動を終えてから各人の自主性のもと練習に参加しています。年会費は12,000円(月額1,000円)と、できる限り各家庭の負担にならないよう設定しています。多くの中学生が在籍しているため、効率的・効果的な練習を行う必要があり、そのために、ボールとバットを多く保有し、ティ―バッティングネットの完備も必須となります。しかし、選手の各家庭が負担して頂く年会費では、スポーツ少年団登録費用、傷害保険料、施設使用料、大会参加費、合宿費用等の支払いが主で、野球用具の購入に充てるだけの予算計上は満足にできない状況にあります。消耗品等の購入は後手になっている状況です。
プロジェクト内容説明
野球は楽しい
効率的・効果的な練習を行うために、ボールやバットを多く保有すること、また打撃練習用のティーネットの完備は必須であることは言うまでもないことです。ただ、それらの用具、器具に頼らない練習方法を考えることも同時に行っていきたいと思います。指導するスタッフの人数を増やし、今まで学年ごとに行ってきた練習を、選手をより小グループ化することにより、効率的・効果的な練習を追求できると思っています。スタッフの人数を増やすことは容易ではありませんが、長い年月をかけて少しづつ構築していきたいと思います。多くのスタッフにて指導することは、一人ひとりの価値観を尊重しながら、かつ共有しながらの指導になる難しさも発生するかと思いますが、全体の意思疎通を重視しながら展開していきたいと思います。
学校部活動から地域部活動への移行
約20年間、多くの中学生が集まって活動してきました。スポーツ少年団の関東大会では、何度も優勝、準優勝を勝ち得ました。そして、関東の他のスポーツ少年団のクラブチームより目標とされるチームになり、高校で野球をする選手、活躍する選手が多くなってきました。今後は、中学生の軟式野球の活性のため、学校部活動から地域部活動への移行の受け皿になっていく計画をもっています。今後は、地域部活動の受け皿として、いかにスムースにその形を構築できるかが、ここ数年の課題といえます。
目指すところ
古い考え方やスタイルを変える
約20年の活動の中で、一年目は、過去の厳しい環境でしか野球をやったことのないスタッフにとって、楽しい野球は憧れである反面、指導となると未知の世界でもありました。厳しい指導者と怖い先輩がいることが当たり前、日常的と考えていた古い時代に育った指導スタッフにとって、少しでもスタイルを変えることへの違和感を持ちながらの活動であったように思います。しかし、時代も変わり、楽しさや自主性、先輩でも後輩でも仲間ととらえることの楽しさ、を求めた活動に満足感を感じています。近隣や地域とのつながりが細く、中学生どうしの交流も薄い時代にあって、野球を通してチームの中、集団の中に自分がいる意義を実感していってほしいと思います。これからも、この活動のレベルアップを目指します。
寄付の使い道
(1)多くの選手が一斉に打撃練習のできる3人1組のロングティーを行うためのボール(中古品で良い)を購入します。数年後には、部内で5,000個のボールを保有して打撃向上に努めたいと思います。
(2)ティーネットに向かって打撃練習を行うためのティーネットを購入します。購入予定の中古品のボールも有効に活用できます。
(3)少子化と軟式野球人口の減少傾向が問題となっています。野球の楽しさ、仲間との交流の楽しさを広域に渡り知って頂くためのパンフレットを作成します。
自治体からのメッセージ
桐生市はこのプロジェクトを応援します。
桐生市では、球都桐生プロジェクトを掲げ、野球をテーマにした公民連携によるまちづくり活動を推進しております。
球都桐生プロジェクト推進事業の基本方針として、「青少年育成と野球・スポーツ振興」を重点分野としております。特に中学野球の環境整備を強化していくことで野球人口と野球競技レベルの向上目指すとともに、ゆくゆくはその環境を他の競技団体にも利活用できれば市内全体のスポーツ振興につながると考えております。
皆様の温かいご支援をお願いします。
事業スケジュール
2024年4月1日~6月28日:寄付金の募集期間
2024年7月:野球環境整備事業の開始
2024年9月:事業完了
本事業の意義を本事業に携わるスタッフ、所属する選手の保護者にその趣旨と意義の説明を行います。内部において、趣旨説明の理解を増せる資料を作成し、協力関係者への説明を行います。このプロジェクトの意義を考えるにあたり、再度、クラブ内での足りない点、改善する項目等を積極的に見直すきっかけとしていきたいと考えています。