実施理由/背景
障がい等により外出・旅行など非日常の楽しみをあきらめている大勢の人達がいます
障がいや高齢により飲食や買い物、旅行を諦めざるをえない人達が多数います。何故諦めるかと言えば受入れ環境が未整備であったり、情報が乏しく自分の身体的コンディションで、その土地を楽しむことが可能か不可能か分からずためらうからです。私たちは、このような現状を変えていくため、誰もが安心して旅行等を楽しめる環境を整備したいと考えています。
観光バリアフリーマップを創ることは、誰もが楽しめる旅の道先案内としてユニバーサルな「おもてなし」環境整備の第一歩となります。情報が無ければ外出や旅の弱者である高齢者・障がい者は非日常の世界を楽しむことはできません。移動の連続性、観光施設やお土産、飲食等日常生活では味わえない面白さが満喫の非日常の要素が含まれる観光バリアフリーマップの必要性を強く感じます。この外出や旅を諦めている人たちが、出やすい環境を創ることは静岡市の活性化につながり地域経済が潤うことになります。
併せて観光バリアフリーマップ制作を市民に広くPRし、ユニバーサルツーリズムの普及をし、日本一のユニバーサルおもてなしの街・静岡を目指します。皆様のご協力をお願いします。
プロジェクト内容説明
障がいの有無等に関わらず、誰もが外出や旅を楽しめる観光バリアフリーマップを創ります
静岡が誇る観光歴史遺産である東海道五十三次の宿場町・蒲原、由比、興津、江尻、府中、丸子六宿を障がいがある方と共に歩いてバリアフリー状況や、障がいがあっても楽しく過ごせる施設の実地踏査を行います。収集した情報を編集し、誰もが歩いてみたくなる観光バリアフリーマップを作成します。
・バリアフリー状況踏査:障がいがある方(車いすユーザー、視覚障がい者、聴覚障がい者等)と同行の健常者が各宿場町の物理的バリア(段差、坂道、悪路等)と情報のバリア(音声案内、多言語案内、聴覚障害者への配慮等)及び多目的トイレの有無、授乳施設やベンチ等休憩施設、AEDの有無等バリアフリー状況を調査します。
・編集:バリアフリー状況踏査で収集したバリアフリー状況と観光情報を素材として、各宿場町ごとの観光バリアフリーマップを編集します。
・制作:サイト掲載用のデータを作成します。
・情報発信:静岡ユニバーサルツーリズムセンター等のホームページから発信します。
目指すところ
日本一のユニバーサルおもてなしの街・静岡、人にやさしい街・静岡を目指して
観光バリアフリーマップを創ることは、誰もが楽しめる情報の道先案内としてユニバーサルな「おもてなし」環境整備の第一歩となります。情報が無ければ外出や旅の弱者は非日常の世界を楽しむことはできません。観光のバリアフリー状況という予見情報や、障がいがあっても楽しめる観光施設・体験・グルメ等のお楽しみ情報を発信し、外出や旅を諦めている人たちにとって出やすい環境を創ることは、地域活性化につながり地域経済が潤うこととなります。
私たちの住む静岡市は、高山市や金沢市にも引けを取らない歴史と観光資源を有する都市です。この静岡市が国際観光都市となるよう、多様性がある多くの人たちが観光やビジネスで来訪し、地域に住んでいる高齢者・障がい者が安心して飲食やショッピングを楽しめる環境を実現します。このユニバーサルデザインの受入れ環境整備により地域経済の活性化を図り、日本一のユニバーサルおもてなしの街・静岡、人にやさしい街・静岡を目指していきます。
寄付の使い道
寄付していただきました資金は、下記費用項目等に使用させていただきます。
(1)バリアフリー状況踏査時の障がいがある方への交通費・謝金
(2)観光バリアフリーマップの製作費
(3)踏査協力者募集経費等
※ご寄附後、実施団体からの活動報告等の送付を希望される場合は、申込フォームのアンケート欄にて「活動報告等の送付を『希望する』」を選択してください。
自治体からのメッセージ
静岡市はこの活動を応援します!
市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ細かく対応することが困難な状況にある中で、行政の支援が届かない分野で活動しているNPOなどの団体は、社会に欠かせない存在となっています。
本市では、このような行政の支援の行き届きにくい公益性の高い活動に取り組んでいる団体を対象として、ふるさと納税制度を活用した支援を行っています。
当プロジェクトは、障がいのある方とともに、観光に特化したバリアフリーマップを作成するものです。誰もが安心して旅行や外出を楽しむことのできる環境の整備につながる、重要な取組であると考えています。
静岡市は当プロジェクトを応援します。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
静岡市長 難波 喬司
事業スケジュール
2024年10月~12月:バリアフリー状況踏査、 編集、原稿作成
2025年01月:ホームページ掲載用データ作成
2025年02月:特定非営利活動法人静岡ユニバーサルツーリズムセンター等のホームページから情報発信
(1)バリアフリー状況踏査は蒲原宿から1~2週間おきに1宿場町の踏査を半日~1日かかけて行います。 2024年10月~12月
(2)バリアフリー状況踏査のデータを基に該当宿場町の編集作業、原稿作成を行います。 2024年10月~12月
(3)作成された原稿を基にサイト掲載データをPDFで作成します。 2025年1月
(4)作成されたPDFを特定非営利活動法人静岡ユニバーサルツーリズムセンター等のホームページで公開します 2025年2月~