実施理由/背景
市民のシンボルである岸和田城を後世に残していきたい
岸和田城天守閣は、昭和28(1953)年に作庭され、平成26(2014)年に国名勝に指定された岸和田城庭園(八陣の庭)の指定地内、大阪府史跡岸和田城跡内及び都市公園である千亀利公園内に位置し、昭和29(1954)年に鉄骨鉄筋コンクリート造で再建された復興天守です。
令和元(2019)年7月、耐震診断を実施したところ、大天守及び小天守ともに、震度6強以上の大地震時、倒壊または崩落の危険が高い結果となりました。
現在、天守閣は八陣の庭の枢要な構成要素に位置付けられており、文化財として重要であることのみならず、市のシンボルとして市民からも認知されており、本市では今後も市の発展に寄与する施設として後世に残していくべきであると考えるため、適切な耐震対策の実施に向け、『岸和田城天守閣耐震対策基本計画』を策定し、岸和田城天守閣をリニューアルすることとなりました。
プロジェクト内容説明
みんなで新たな岸和田城を作っていきましょう
岸和田城天守閣耐震対策基本計画において、天守閣の耐震対策後は、これまでよりも多くの方に天守閣を含めた本市の文化財的価値や観光資源が持つ魅力を市民及び観光客に周知できるような活用を実施することとしています。具体的には、来場者の方が岸和田城の歴史を学べるような展示をパネルや映像を活用する等、スペースに応じた形で実施する予定です。耐震対策の実施にあわせて、バリアフリー化も行う予定であり、自力で階段を昇り降りすることが難しい方でも天守閣の最上階まで登っていただくことができるようになります。岸和田城は令和11年に再建75周年を迎えます。75周年を記念した新たな岸和田城の展示を皆様と一緒に作っていきたいと考えておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
目指すところ
令和12年度にリニューアルオープンを目指します
市のシンボルである岸和田城を後世に残していくにあたり、耐震補強を実施します。補強後、安心して入場いただけるようになった天守閣にたくさんの方にご来場いただけるように、バリアフリー化も実施します。また、来場していただいた皆様に岸和田城のこれまで歩んできた歴史を楽しみながらわかりやすく知っていただけるような展示物等を設置することが本プロジェクトの目指すところです。もちろん、本プロジェクトにより、たくさんの方に岸和田城にお越しいただけるようになると信じて、岸和田城そのものだけでなく、岸和田の城下町全体の魅力を知っていただくためにも城下町周辺で宿泊いただける施設を増やす取組である「岸和田城周辺地区城下町泊事業」を推進しています。
寄付の使い道
岸和田城天守閣内の展示を中心とした建物内部のリニューアル費用に活用させていただきます。具体的な展示内容等が現在検討中ですが、耐震補強とバリアフリー化により、天守閣内の活用スペースが減少してしまうため、限りあるスペースを有効活用できるよう、パネルや映像等を駆使しながら、岸和田城の歴史を知っていただける施設へリニューアルする予定です。
なお、万が一目標金額に達しなかった場合も、いただいたご寄附については岸和田城のリニューアル費用に充当させていただきます。
自治体からのメッセージ
岸和田市のシンボルである岸和田城のリニューアルを皆様と一緒に達成したく、クラウドファンディングを実施します。岸和田城は関西国際空港から最も近い天守閣を持つ城郭であることから、岸和田市は「世界に一番近い城下町」としてPRしています。岸和田市はだんじり祭で有名ですが、天守閣のある城郭もあり、海から山までつながった地形であることから豊富な食の資源もあり、様々な日本文化を体験いただけます。世界に一番近い城下町である岸和田市のシンボル岸和田城の新たな歴史を皆様と一緒に創ってみたいと思います。
お礼品について
お礼品はございませんが、ご協力いただいた方に記念品をお渡しする予定です。
本プロジェクトではお礼品はございません。ただし、1万円以上の支援をいただいた方には、プロジェクトへの参画記念となる品をお渡しさせていただく予定です。記念品は、ご支援の金額により変更させていただく予定であり、内容は本プロジェクト用の特別な御城印(御朱印のお城版)や、岸和田城主証(仮)、新たに岸和田城内に設置する芳名板に記銘する権利等を予定しています。他にも、通常公開されていない岸和田城のエリアにご招待等も検討しております。
事業スケジュール
令和6年 リニューアルイメージ案作成
令和9年 岸和田城多聞櫓・隅櫓及び二の丸広場観光交流センター改修工事
令和11年 岸和田城天守閣リニューアル工事