実施理由/背景
盲導犬育成費用の約80%が社会の皆様からのご寄付で賄われています
盲導犬の頭数は日本全国で796頭(2024年3月末現在)と、盲導犬希望者約3,000人に対して慢性的に不足しているのが現状です。東日本盲導犬協会では「盲導犬ユーザーに笑顔を!」をモットーに、1頭でも多くの優秀な盲導犬を育成し、視覚障がい者の皆様へ無償で貸与しています。盲導犬を1頭育成するのにかかる費用は約500万円程。その育成費用の約80%が社会の皆様からのご寄付で賄われています。現在、訓練車両の1台が購入後10年が経過しており、走行距離も14万キロを超えていることから、早急に車両の入替が必要となっていますが、車両購入費用を自費で捻出するのは難しいのが現状です。
プロジェクト内容説明
訓練犬たちが安全で乗り心地のよい車両にしたい
現在使用している車両は、盲導犬訓練犬と弊協会スタッフが同乗し、学校・商業施設での啓発イベント活動、イベント募金活動の参加、ご支援者様のところに設置いただいている募金箱の中身(ご寄付)をお預かりに伺う際や、ユーザー様の送迎等に使用しています。県外など遠方に訪問することも多く、車両購入後10年が経過し、走行距離も14万キロを超えており、走行中の車両故障等の心配があることから車両の入替を行いたいです。
目指すところ
盲導犬訓練車両を通してこれからも皆様とのつながりを大切に!
「宇都宮市ふるさと納税公益活動支援事業」で盲導犬育成を応援していただくことは、多くの皆様に盲導犬や東日本盲導犬協会のことを知っていただくきっかけになります。盲導犬の育成は、社会の多くの皆様からのご支援によって支えられておりますが、盲導犬や視覚障がい者について理解がされておらず、未だに盲導犬の受入拒否の事例が散見されます。ご支援いただいた車両を通して、社会の皆様への理解を高めるための活動に力を入れていきたいと思います。そして、ご支援いただいている皆様とのつながりを大切に、盲導犬や視覚障がい者が当たり前に受入れられる社会を目指していきたいです。
寄付の使い道
訓練犬たちが安全で乗り心地が良い新しい訓練車両を購入し、「宇都宮市ふるさと納税公益活動支援事業」でご支援いただいたことがわかる表記を車両に入れて、宇都宮市内外の皆様に盲導犬をより身近に感じていただき、盲導犬や視覚障がいへの理解を高められるよう有効に活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆様へ
宇都宮市では,市民協働のまちづくりを推進していく上で,市民の公益活動の維持・強化を図ることが重要であると考えております。
公益活動を行う団体の資金調達を支援するとともに,ふるさと納税を通じて,公益的な団体による活動や特定の事業を応援いただくことにより,全国の皆様に,本市への愛着や親しみを持っていただければ幸いです。
どうぞ皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
事業スケジュール
2024年内 発注
2025年2月~3月 納車予定
納車完了次第、募金活動や、学校・商業施設での啓発活動、イベントへの参加、募金箱中身(ご寄付)の回収など有効に活用していきます。