実施理由/背景
絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントするブックスタート活動
0歳児健診などの機会に、絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントする、ブックスタートという活動があります。赤ちゃんの幸せを願い、行政と市民が協働する自治体の事業として、全国で行われています。尼崎市では、子育て支援事業をおこなっている尼崎市立すこやかプラザの指定管理事業の中にブックスタートがありますが、ブックリストを印刷して配布するだけの事業でした。当法人がすこやかプラザの指定管理を受けた時、なんとか尼崎市でもすべての赤ちゃんに絵本をプレゼントできないかと思い、法人が独自に絵本を製作・印刷し、市のこんにちは赤ちゃん事業にご協力いただき、全戸に配布するという方法にたどりつきました。
プロジェクト内容説明
尼崎生まれのすべての赤ちゃんに、オリジナル絵本『とんとんとん』をプレゼント!
当法人が製作・印刷したオリジナル絵本『とんとんとん』を、尼崎生まれのすべての赤ちゃんのいる家庭にプレゼントしています。市のこんにちは赤ちゃん事業(生後2か月頃の赤ちゃんがいる家庭を保育士が訪問する事業)の訪問員さんから手渡してもらうかたちで、2011年度から配布を開始しました。出生数の低下により年間の配布数はやや減少していますが、2023年度には約3,200人の赤ちゃんに、2011年からの13年間では約46,000人の赤ちゃんに絵本を届けることができました。皆さまからいただいた寄付によって、絵本を届ける活動を13年間継続することができ、絵本『とんとんとん』は尼崎生まれのすべての赤ちゃんにとってのファーストブックとして親しまれています。
目指すところ
これからも『とんとんとん』を尼崎生まれのすべての赤ちゃんのファーストブックに!
子どもは生まれる先を選べません。尼崎生まれのすべての赤ちゃんに「生まれてくれてありがとう」「誕生おめでとう」の思いを込めた絵本『とんとんとん』をプレゼントし、同時に絵本を通じた楽しい時間もプレゼントします!
絵本の読み聞かせは、親子の絆づくりにつながります。お気に入りの絵本を何度も繰り返し読むことで、子どもが本に親しむきっかけにもなります。『とんとんとん』配布3万冊記念イベントを開催した時に『とんとんとん』にまつわるエピソードを募集したところ、「一日に何度も読んでと持ってくるのでボロボロになってしまった」「ひらがなは読めないけど、何度も読み聞かせしているので内容を覚えて自分で読めるようになった」という嬉しい声がたくさんありました。これから生まれる赤ちゃんにとっても、『とんとんとん』がそんな特別な絵本になることを願っています。
寄付の使い道
オリジナル絵本『とんとんとん』の印刷代として活用させていただきます。
今回の印刷で第6刷(50,001~60,000冊目)になります。まとめて1万冊印刷するので、約3年かけて尼崎生まれのすべての赤ちゃんの手に渡ることになります。
自治体からのメッセージ
NPO法人の取組へのご支援をお願いいたします!
尼崎市では、市民、NPO法人をはじめとした市民活動団体、事業者、行政など多様な立場の個人・団体が互いの強みを活かしながら、課題解決や魅力向上に取り組んでいます。
「特定非営利活動促進事業」は、皆さん一人ひとりの力を「寄付」という形で結集し、地域の様々な課題に取り組んでいるNPO法人を支える制度です。地域の課題に主体的に取り組むNPO法人の活動を継続し、拡大していくためにも本事業への温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
事業スケジュール
6月 オリジナル絵本『とんとんとん』の印刷
通年 オリジナル絵本『とんとんとん』の配布
当法人が印刷したオリジナル絵本『とんとんとん』を、市のこんにちは赤ちゃん事業(生後2か月頃の赤ちゃんがいる家庭を保育士が訪問する事業)の訪問員さんから手渡してもらうかたちで、尼崎生まれのすべての赤ちゃんに配布します。