実施理由/背景
耕作放棄地を解消したい
南木曽町の農地は点在しているため農作業の効率は悪く、専業による生計の維持は極めて困難な状況です。農家戸数は約350戸で水稲と繁殖和牛を主に経営がなされていますが、ほとんどの農家が兼業であり、農業従事者の高齢化及び後継者不足、農作物の鳥獣被害による生産意欲の減退により耕作されない農地が増えています。この耕作放棄地を少しでも解消するため、鳥獣被害に強く、地域活性化にも繋がる「えごま」の栽培を広めようという取組が徐々に進んでいます。
プロジェクト内容説明
えごま栽培を広げるために
えごま栽培は種蒔きから結実してからの刈り取り、脱穀してからの水洗や乾燥まで手作業で行っています。えごまを育てている生産者が集まり、栽培講習会を定期的に開催していますが、栽培面積の拡大や生産者を増やすためには作業の効率化が求められています。このような課題を解決するため、機械を利用した栽培方法の導入が必要とされています。誰もがえごま栽培を容易に始めることができれば生産量が拡大し、町の特産品とすることができます。
目指すところ
えごまによる地域活性化
収穫したえごまは、木曽地方の伝統的な特産品である五平餅のタレに利用されています。また、数年前に搾油機を導入したことで地域で油を生産できるようになりました。えごま油にはオメガ3脂肪酸が多く含まれ血流の流れをスムーズにする効果があると言われており健康効果にも注目が集まっています。最近は地元産の味噌を使用した新商品である「えごま焼肉だれ」を開発し販売を行っています。生産から加工や商品の開発まで地域ぐるみでかかわることで地域に活力をもたらすことができ、高齢者が田畑を維持することが難しくなった場合でも地域でその農地を活用する受け皿を持つことができます。このようにえごまを栽培することで耕作放棄地を解消し、地域を活性化していくことを目指しています。
寄付の使い道
目標金額はまずは800,000円とし、現在、生産者の方が手洗いで行っている、えごまの水洗を機械化できる「えごま水洗機」を購入させていただきます。
自治体からのメッセージ
プロジェクトにご支援をお願いします。
このたびは、本プロジェクトに関心をもっていただきありがとうございます。
本プロジェクトにご賛同いただき、地域住民の挑戦を後押ししていただければ幸いです。
ふるさと納税の返戻品としてえごま油に続く新商品の開発に取り組んでいきますのでご支援をよろしくお願いします。
事業スケジュール
2025/4/1~ クラウドファンディング開始
皆さまからいただきました寄付は本プロジェクトに沿って、定期的に活用させていただきます。