▶︎はじめましての方へ

皆さんはじめまして、手打ちうどん浅草真九郎店主の小野ウどんと申します。曲とリズムに合わせてうどんを打つうどんパフォーマンスを武器に、日本伝統文化うどんの核となる「手打文化普及」を志しています。

家を捨て車上生活と出張うどん打ち&物々交換をしながら全国を放浪しつつ、NYやフジロックフェスで前代未聞のうどんパフォーマンスを行ったり、その破天荒がドキュメンタリー映画「Not famous man」になったり

2017年の挑戦→うどんアーティストをNYに送り込め【讃岐うどん職人の伝統技は世界に通じるのか】

フジロックフェス

NYでのパフォーマンスの一部

手打人の活躍の場としてフリースタイルうどん打ちライブバトルうどん総合格闘技TEUCHIを開催したりと、様々な独自の手打文化普及活動を行ってきました。

TEUCHIは第一回大会はNHKニュース、第二回大会はテレビ朝日「ナニコレ珍百景」で紹介され話題にもなりました。

第一回TEUCHI

第二回TEUCHI

この度浅草真九郎が急遽移転することになってしまいましたが、より皆さまにうどんを楽しんでもらえるように移転費用の調達及び蒲田真店開店記念「特別会員」を募集します。


▶︎経緯①浅草真九郎とは

2022年に奥浅草にオープンした水木限定の讃博系手打ちうどん店「浅草真九郎」

事の始まりは2019年、修業をひとしきりし出張うどん職人として活動していた僕は、出張の拠点やうどん教室などうどんを拡張していきたいということで「うどん総合施設」として浅草メルフクラフトを創設しました。この場所もクラウドファンディングで皆さんの力をお借りしました。

メルフクラフトのクラウドファンディング

メルフクラフトではudon discoなどの変わったうどんイベントを開催したり、インバウンドうどん体験、コロナ禍では通販うどんを作ったりと苦労を重ねながらも本当に色々うどんでやって積み上げてきました。

udon disco

コロナ禍を支えた通販うどん刺し

また2020年に「手打文化普及」の一環として始まった本格うどん教室「浅草手打ち塾」は浅草真九郎の営業時間外で行っており、100人ほどの卒業生を出し、現在26人が現役で学んでいます。

浅草手打ち塾の様子

最初うどん屋をやるつもりはありませんでした。うどん屋は数多ある中、わざわざ僕がやる必要はないと思っていたからです。僕は僕にしかできないことをやりたい、やるべきだと考えていました。

しかし塾で実験し僕自身もうどんを学んでいく中で、お客さんに出張では提供できない100%のうどんを出してみたいという願望が生まれました。

教える立場でありながらこれといった実践がないのもなんか納得いってなかったし、塾生の実践の場になり得るのはいいなとも思いました。そうして2022年8月、実験的に浅草真九郎が開店しました。2022年8月真九郎開店

あくまで塾がメインだから営業は週二日ランチのみ、あくまで実験実践学びの場だから内装や設備は極力お金をかけずに手伝い+自力DIY最低限の「とりあえず」な店構えで始まりました。

工具で木材カットしている様子

ですが予想を越え、真九郎は1年と半年で多くのメディアやインフルエンサーに取り上げていただいたり、沢山の方に並んでいただいたりする店に成長しました。

出演したテレビ番組

雑誌掲載 左:大人の週末 右:散歩の達人

これまで手打文化普及をスローガンに幅広く活動してきましたが、真九郎をやっていく中で既存の飲食店の働き方への疑問、より良い場を作ってみたいという思いが芽生え、2号店へ心が動き始めていました。そんな矢先に不動産屋から連絡がきたのです。


▶︎経緯②退去通告と決意

『物件が老朽化で取り壊しの為、あと一年で契約満期になります』

頭が真っ白になりました。あと少しで2年が経ち、ようやくお客さんにも認知されてきたところで、正直まだまだ浅草でやりたかったという悔しい思いがあります。近所の人や常連さんにはとても残念がられて寂しい思いをさせてしまいました。

この場所があったおかげで僕はうどん力をあげることができたし、多くの塾生と出会うことができたし、うどんで経済力を生み出すことができました。2019年にクラウドファンディングでご支援いただいた方のおかげで6年、この場所にいることができましたが、まだまだここでやっていたかったです、、

退去通告を受けてどうしようどうしようと思っていましたが、尻を叩かれたんだと思うようにしました。こうなった以上腹をくくるしかない。そしてどうせやるなら、ケチケチした中途半端なものじゃなく、よりお客さんにとって居心地のいい場所、より楽しめる場所、よりちゃんとした『真店』を作ろうと決めました。「楽しむ為には惜しまないお客様」がより満足していただけるようなお店にする為に、その第一歩として「特別会員」を募るに至りました。


▶︎唯一無二のうどんを目指して

東京新宿の慎、水天宮の谷やで学んだ後、浅草手打ち塾を通して独自の実験と研究をした結果、それをまとめたうどん技術本も自分で作りました。↑手打術新書

修業店の意志は継ぎつつも独自の進化を遂げた真九郎のうどんは100%自分好みながら唯一無二の一杯を探求し続けています。


こだわり其の一“讃博系うどん”

粘弾性の讃岐うどんと口当たり柔らかな博多うどんの間の食感を狙う讃博系という言葉を独自に生み出しました。朝練り多加水&完全国産小麦ブレンド[福島県産きぬあずま、愛知県産きぬあかり、愛媛県産チクゴイズミ]で冷たいうどんに照準を当てた新食感を日々目指しています。


こだわり其の二“両栄麺”

麺の中心部を太く、端を細くする延し方にすることで、食べ応えと啜りやすさを両立し、一口の食感により要素を増やし複雑性を持たせた手打ち独自の食感を味わう麺線に仕上げています。


こだわり其の三“完全手打ち製法”

水回し、足踏み、手打ちと完全に手足のみで丹念に製麺を行っています。中でも讃岐の製法「すかし打ち」を用い、音楽に合わせて製麺する「開店の儀」は恐らくこの世界でもたった1人しかやっていない唯一無二のものであり、開店直後のみ見ることができます。


こだわり其の四“旨味を凝縮した出汁”

鯵煮干、羅臼昆布でベースを作り、かけは鰹薄削りで香りを重ねて、ざるは宗田節と鯖節の厚削りで深みをもたせて白出汁を別取りして作っています。そこにかけは素材を生かす白醤油、ざるは旨味の強い溜醤油からそれぞれ作った特製出汁醤油の返しを合わせています。かけざるそれぞれが麺に負けない醤油の旨みと出汁感たっぷりな自慢のつゆになっております。


こだわり其の五【名物かしわ天】


山梨県産信玄鶏のササミを使用した鮮度抜群のかしわ天はうどんよりも驚かれることも多い当店で大人気の一品。鳥刺しにもできるほどのフレッシュさと、重すぎずパサつかない柔らかな食感と肉の旨みが、つゆと麺に最高に合います。


▶︎真店の構想

僕の自宅の近所、大田区雑色駅から徒歩4分の物件に一目惚れしてしまい即申込みをしました。慣れ親しんだ浅草からは離れてしまいますが、1時間かけての通勤は無駄な一面もありました。より集中してうどん作りに専念できると考えての選択でした。

浅草ではとりあえずできる設備でなんとか奇跡的にやってきました。タイミングよくお湯を継ぎ足し何とか茹でていたただの丸釜から、給排水可能な角釜へ。せっせこアルミバット自作氷から製氷機へ。熱で落ちまくった家庭用冷蔵庫ではなく、より作業性もあげられるコールドテーブルへ。自作排気ダクトからステンレスのちゃんとしたやつへ。

家庭の延長から飲食店の設備にして、クオリティや居心地もより良いものにしていきたいと考えています。

もちろん「うどん打ちができる客席」も真店に引き継ぎます。浅草手打ち塾の機能はそのままに、手打文化普及の志を貫いていきます。


▶︎リターンについて

支援者全員に“年間特別会員権”を提供

ご支援くださった方全員に『年間特別会員権』を提供します!遠方で中々来られない方も、これを機に是非一度は足をお運びいただき特典をご使用いただきたいです!

支援者にクラウドファンディング終了後「浅草真九郎LINE公式アカウント」の情報をメッセージしますので、そちらをご登録の上、LINEでご予約いただいたり、ご来店時にLINE画面を見せていただけると特典が利用できます。初回利用時は真店オープンから一年間特典が使用可能な会員証をお渡ししますので、次回からはそちらをお持ちください。ご予約のみLINEより無期限で利用可能です。

〈会員特典〉

期間:真店オープンより1年間

●限定天ぷら

通常販売しないレアな天ぷらを会員のみ購入いただけます。※前日までの予約制

●真九郎名物かしわ天無料サービス

ほとんどのお客様が召し上がる鶏ささみの天ぷらを無料でサービス!

●具材持ち込み可能に

天ぷらにしたいものを渡していただければ、真九郎で美味しく天ぷらにしてうどんと一緒に食べられます。※忙しくできない時もあるのでご了承ください。

●真九郎LINEグループに招待

前日までの予約で来店時一巡目のお席の予約が可能になります。また随時行う会員限定イベントにも参加可能になります。※こちらの特典には期限がありません。


▶︎スケジュール

7月 物件契約
8月  クラウドファンディング終了
9月  新店舗オープン
9-10月  リターン発送


▶︎資金の使い道

物件初期費:約100万円
設備費:約150万円
内装費:約50万円
手数料(17%+税):約60万円


▶︎最後に

僕はこれまでうどんで本当に色々なことに挑戦してきました。クラウドファンディングも幾度と実施し恥ずかしげもなく皆さんのお力を借りてきました。

NY遠征の時も、第一回TEUCHIの時も、メルフクラフト創設の時も、ここまでうどんでやってこれたのは応援してくれてきた皆さんのおかげです。

それぞれで支援してくれた人たちは小野ウどんを育てたと言っても過言じゃないし、その全てを決して無駄にはせず、バラさず繋げてきたつもりです。

TEUCHIは第二回を昨年開催し、今年もmastersを開催しますし、メルフクラフトは手打ち塾を生み出し、実験的に真九郎をやって成功させました。

ですので今回のクラウドファンディングも決して短絡的なものではなく、浅草の実験店を経て、真店では本気でうどん屋を始め、より社会にうどんでの生き方、飲食店の在り方も提起していきたいと考えています。

資金は正直このクラウドファンディングにかかっていて、今のところ完全に足りていません、、どうか皆さんのご助力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。


▶︎お店情報

浅草真九郎(水木11:30-14:00 LO)

東京都台東区浅草6-28-10

浅草真九郎 蒲田真店(火水11:30-14:30 LO)

東京都大田区仲六郷2-18-14

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください