私たち「稲とアガベ」は秋田県男鹿市で2021年の秋に創業したクラフトサケ醸造所です。「クラフトサケ」とは、日本酒の製造技術をベースとしたお酒、または、そこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。いま、日本では有望な造り手が次々とこのジャンルで事業を起こし、発展しています。私たち、稲とアガベもその一員です。 現在の日本では、日本酒を造るための免許の新規発行が原則認められていません。私たちのような新しい醸造所は、日本酒を造ることができないということです。しかし、2020年4月の法律改正により、海外輸出向けという条件付きで、免許が発行されるようになりました。稲とアガベはこの新しい免許を活用し、輸出用の日本酒を造ることで、世界の方々に日本酒の魅力を知っていただくことを目指しています。 私は福岡県の出身ですが、2014年に秋田県にある酒造会社で働くために移住して以来、この地域の多くの方々に支えられ、人生が豊かになりました。秋田の地で起業したのは、このご恩を返すためです。 男鹿という半島には大きな産業がなく、人口減少も急速に進んでおり、緩やかに消滅する未来が迫っています。しかし、半島には、ほかの地域には決して生み出せない魅力があります。海運が中心だったころに生まれ、陸路の開拓とともに市街地から取り残されたことで独自に発達した文化はとてもユニークで、暖流と寒流が半島にぶつかることで、魚が豊富に取れるため、食の魅力にもあふれています。 稲とアガベの経営理念は「男鹿の風土を醸す」 これには、ふたつの意味が込められています。ひとつは、男鹿の風土をそのまま瓶に詰め込んだようなお酒造りです。これを実現するためには、地域の方々との交流を通じて、男鹿という土地を理解することが欠かせません。もうひとつは、お酒造りにとどまらず、多くの人々がワクワクするような事業を創出し続けること。それによって、人々の交流が促され、この地が未来に向けて豊かになっていくことも、「男鹿の風土を醸す」ことだと考えております。 この理念のもと、私たちが目指していることは大きく三つあります。 ① 日本酒特区の新規創出 ② 男鹿酒シティ構想 ③ 地域の未来を担う人材の創出 三つの事業構想の実現は、私たちが死んだ後の男鹿の未来の礎となります。私たちが死んだ後の未来に、世界中の人々が男鹿を酒の聖地として認め、訪れる未来をつくる──そうした強い想いを胸に、お酒を造っています。 代表取締役 岡住修兵
福岡の街中醸造所「LIBROM Craft Sake Brewery」です。ヨーロッパ1の米どころで、イタリア人にとって身近な「米」から作られるSAKEをイタリ...
徳島県上勝町、私たちが暮らす山村には美しい棚田があります。しかし、棚田での米作りは機械化ができず手間がかかるばかり。儲かるどころか作れば作るほど赤字に。高齢化と...
秋田にはない都会的な部分と秋田にしかない 「おばあちゃん家に遊びに来たような故郷をおもわせるそんな空間を!」 と、2017年1月より始めた昼から呑めるコンセプト...
僕たちはコーヒーが抱える社会課題を「独自の流通ルート」と「圧倒的な透明性」により解決しようとしています!このプロジェクトを前進させるために初期投資が必要です。も...