和ろうそくや木蝋の原料となる「ハゼノキ」を育てるため鹿児島に移住してきました。電気設備メーカーで照明の販売や設計のお手伝いをしている中で、「和ろうそく」の灯りに魅了され、和ろうそくを作り出す材料である「ハゼノキ」にさらに魅せられました。 薩摩藩に伝来し、享保の大飢饉や災害に苦しむ西日本の多くの藩の財政を立てなす一因となったハゼノキ。和ろうそくや鬢付け油の原料となる木蝋をつくりだし、人々の生活や文化を支えてきました。JAPAN WAXとも称される日本の財産ですが明治時代をピークに多くの産地が消滅していき、現在では全盛期の数百分の1の規模になっています。始まりの地である大隅半島から「ハゼノキ」を改めて復興していき、の¥新しい物語を創っていきたいと考えています。 現在は全国のハゼノキを中心とした「伝統・文化のささえる材料作り」を支援する団体を設立準備中で、まずはハゼノキを中心に活動していきます。
ハゼノキは江戸時代に大隅半島に伝わり、和蝋燭や鬢付け油の原料として文化や人々の生活を支えましたが、石油蝋や電気の普及によりその姿を消していきました。しかし、純粋...