北海道の南部に位置する函館は、1859年(安政6年)に横浜・長崎とともに日本最初の国際貿易港として開国しました。いち早く西洋文化が取り入れられ、和洋さまざまな菓子が製造されてきたことから、道内でも菓子づくりの歴史が古い街です。 函館といえば“水産物”というイメージも強いですが、近年では函館市や近郊市町の和洋菓子店が一堂に集まる「はこだてスイーツフェスタ」が開催されたり、菓子づくりの歴史ある函館発のブランド菓子の創出を目指して「函館スイーツの会」が設立されるなど、函館のスイーツを盛り上げていこうという動きが高まっています。 函館スイーツ推進協議会は、函館らしい菓子“函館スイーツ”の開発やPR、販路拡大などを目的に設立。函館市のバックアップのもと、函館洋菓子協会・北海道菓子工業会函館支部・道南製パン組合などで組織され、会員には市内のスイーツ店や菓子店など81店舗が加盟しています。
新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う外出自粛や休業要請により、函館市内のスイーツ店・菓子店にダメージが出ています。観光客の減少、相次ぐイベントの中止。このまま...