創業は明治43年。当時、蔵のある土地は夕暮れ時の赤く染まった空に千鳥群れ飛ぶ美しい風景の湿地帯であった事から「千鳥」という酒名が付けられました。酒母の仕込み水は日本銘水百選でもある観音水を使用し、また宇和の地は酒造りに合う綺麗な軟水が湧き出るので、口当たりが柔らかい甘口のお酒となり、飲みやすく日本酒初心者の方にも好まれます。 「千鳥」の題字は「念ずれば花ひらく」で有名な坂村真民先生に揮毫いただいている事や、もう一つの代表銘柄である桃色のお酒「花神」は司馬遼太郎先生の小説から直々にその名をいただいているなど、昭和の日本文学の著名人とも深い関わりのある酒蔵です。
愛媛・宇和で110年以上続く酒蔵で20年以上前に数年間だけ造られた幻の純米吟醸酒「大和楽」。仏教詩人の坂村真民も愛した口当たりが柔らかく深い味わいの純米吟醸酒で...