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伝統工芸材料「金糸」で金継ぐヨットの帆 ft.福祉作業所のクリエイターたち

西陣織に使われてきた「金糸」という糸を使って、 役目を終えたヨットの帆をアップサイクル-金継ぎ-した、世界に一つのバッグやアクセサリーです。 福祉作業所のクリエイターが手掛ける金糸の輝く「金継ぎタグ」が全てのアイテムのシンボルです。 売上の1%は日本の伝統工芸に欠かせない漆の木の植樹に寄付されます。

現在の支援総額

58,300

29%

目標金額は200,000円

支援者数

9

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/09/07に募集を開始し、 9人の支援により 58,300円の資金を集め、 2023/09/30に募集を終了しました

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伝統工芸材料「金糸」で金継ぐヨットの帆 ft.福祉作業所のクリエイターたち

現在の支援総額

58,300

29%達成

終了

目標金額200,000

支援者数9

このプロジェクトは、2023/09/07に募集を開始し、 9人の支援により 58,300円の資金を集め、 2023/09/30に募集を終了しました

西陣織に使われてきた「金糸」という糸を使って、 役目を終えたヨットの帆をアップサイクル-金継ぎ-した、世界に一つのバッグやアクセサリーです。 福祉作業所のクリエイターが手掛ける金糸の輝く「金継ぎタグ」が全てのアイテムのシンボルです。 売上の1%は日本の伝統工芸に欠かせない漆の木の植樹に寄付されます。

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※このプロジェクトは、会期:2023年9月7日(木)ー10日(日) 新宿住友ビル三角広場にて開催のクリエイティブの祭典 「NEW ENERGY」と株式会社パルコが運営する当クラウドファンディングサイト「BOOSTER」がサポートしています!参加プロジェクト一覧は↑こちら(https://camp-fire.jp/curations/new-energy)よりご覧ください。


ご挨拶

初めまして、伝統工芸材料「金糸」の新しい可能性を探るブランド、
sAto(さと)の堀 灯里と申します。

私は300年以上前から京都で金箔を製造販売する家業の傍らで育ち、
お仏壇や着物といった伝統工芸の衰退と共に活躍の場を失い続ける
伝統工芸の「材料」に対して危機感を感じてきました。

2年半前、漆を塗って金箔を貼った和紙を裁断して作られる
金糸という伝統工芸材料に出会い、
その職人技に魅了され、その本来の使い道である
「西陣織」以外の新しい舞台を創り出したいという想いで
大学2年生の冬にsAtoを始めました。

和紙に漆を塗り、金箔を押し、裁断して作られる金糸。

割れてしまった器を漆と金粉で修復する「金継ぎ」と
その背景にある「モノを永く大切に使う心」からインスピレーションを受け、
海での役目を終えたヨットの帆などの廃棄されてしまう生地と金糸を掛け合わせ、
バッグやイヤリングなどのファッションアイテムにアップサイクル-金”糸”継ぎ-しています。

役目を終えたヨットの帆に福祉施設のクリエイターさんが金糸刺繍を施した「金継ぎタグ」
全てのアイテムのシンボルや、イヤリングとして活用しています。

少しずつ販売を初めて9月で2年。
素敵なパートナーさんやお客様との出会いに恵まれてこれまで進んで来られました。
この度New Energyへの出展にあたり、以前から検討していた
「受注販売」形態を取り入れる第一歩として
Boosterさんのシステムをお借りすることになりました。
また、こちらのプロジェクトで集まった資金はより安定した生産体制の確立に向けて活用させて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します!


~伝統工芸材料×アップサイクル×福祉x...~ モノづくりで生み出す循環

商品の紹介の前に、私たちのモノづくりの背景について簡単にご紹介させて頂きます。

1.金糸を購入
まず、西陣の職人さんの手で作られた金糸を購入するところから始まります。
ウルシという木の樹液である漆を糊に金箔を押した和紙を裁断して作られる金糸。
金箔の輝度を漆の薄さによって微妙に調整したり、
1/10,000mmの薄さといわれる金箔を隙間なく押したりと
その工程には職人技が詰まっています。
またその材料である漆、金箔、和紙自体も
日本の職人さんが代々伝承してきた技で作られてきました。

中国から伝わった金糸づくりの技術は500年ほど前から
京都の最高級の織物「西陣織」に使われてきましたが、
着物の需要の縮小、また簡易的な生産方法の発展により、
伝統的な製法を受け継ぐ職人さんは今地域に数名しかおられません。
私たちが金糸を買わせてもらっている京都市西陣の鳥原雄治職人。
高い技術が評価され、国選定保存技術保持者に認定されています。
いつも誇りを持って制作風景を見せてくださいます。
私たちはまずは金糸を知ってもらい、より多くの人に触れてもらうために
金糸を購入しファッションアイテムに生かすと共に、
SNSで金糸の生産方法や歴史について紹介しています。

また、金糸そのものを国内外のクリエイターさんに積極的に販売し、
金糸の舞台を広げることも目指しています。

  1.  

2.処分される布地を回収
次に「金継ぎ」される素材について。
父が趣味であるヨットがきっかけで、風を受けて船の動力に変える帆は
しばらく使うと破れてしまい、そうなると産業廃棄物として捨てるか
倉庫に置いておくしかないということを知りました。

そこで全国の大学のヨット部さんや個人のオーナー様にご連絡し、
余っている帆をお譲りいただくことを始めました。
父の知り合いから初めて譲ってもらったヨットの帆。
追い風の時にだけ使う「スピン」という軽くてカラフルな種類の帆です。
最近はヨットの帆以外にも他のアパレルブランドさんの端材をお譲りいただき、
金糸と掛け合わせてアップサイクルするプロジェクトも進めています。

*役目を終えたヨットの帆や
処分に困っておられる端材、残反をお持ちの方がおられましたら
ご連絡いただけますと幸いです!

3.福祉作業所のクリエイターと「金継ぎタグ」を作成
全てのsAtoアイテムのシンボルは、福祉作業所のクリエイターが手掛ける
世界に一つのアート作品「金継ぎタグ」です。
商品開発の時に金糸の魅力的な生かし方を悩んでいた時に
テレビで見た障がいを持つクリエイターさんたちの
素晴らしいアート作品を思い出し、
ネットで探して見つけた素敵な作業所さんに電話を掛けました。

そこで今の商品に繋がるアイディアをいただき、
今では東京都内の3か所の作業所のクリエイターさんたちに、
刺繍やペイントなどそれぞれの得意を生かして自由に制作して頂いています。

このタグを、デザイナーである幼稚園からの親友、または福祉作業所にて
裁断したヨットの帆と掛け合わせ、
世田谷区のおばあちゃんミシンクラブのメンバーに
縫製してもらってバッグを作っています。


最近はsAtoバッグやお手持ちのアイテムを自由にアレンジしたり、
破れたり汚れてしまったところを修理する用に使える「金継ぎシール」
としての活用も始め、クリエイターさんの作品の出口を広げています。金糸アートを手軽に取り入れられる「金継ぎシール」
楽器やパソコン用に買ってくださる方も多いです。

4.お客様に届ける+アフターケア

販売を始めてからの2年間。
オンラインショップや
約20回以上のポップアップ販売の機会を通して、
国内外約500人のお客様に私たちのアイテムを届けさせていただきました。

ポップアップ販売の様子。(右からデザイナーの宮川、代表の堀)sAtoのこと、商品のことをSNSで発信してくださったり
よりよくできるためのフィードバックをくださった
みなさまのお陰で少しずつ成長してこられました。

少しでも長く楽しんでいただけるよう、re sAto Projectと題し
「金継ぎシール」の販売や金糸を用いた永久修理保証、
またどうしても生地全体がくたびれてしまったときは私たちにお返し頂くことで
次回以降のお買い物で使える5%offクーポンと交換する取り組みも行っています。


5.国内のウルシの植樹を支援
最後に売上の1%を、国内にウルシの木を植樹されている
NPO法人ウルシネクストさんに寄付いたします。

ウルシネクストさんは国内でのウルシの植樹支援や漆を使った商品開発等、
漆を「増やす・活かす・使う・伝える」ために幅広く活動されています。

漆は、日本のものづくりで欠かせない天然の塗料、接着剤で、
金糸でも、金箔と和紙を繋ぐ糊として重要な役割を果たしています。

しかしプラスチックの台頭や食洗器の普及で日本国内の漆器の市場は衰退。
また文化財の修復や金継ぎに不可欠な漆ですが、現在は約95%を輸入に頼っています。

2021年秋に岩手県盛岡市でウルシの植樹に参加させてもらったときの様子。
中央は樹液を掻き出された後のウルシの幹。

植樹後も、鹿に食べれれないように守り、
日当たり確保のため下草刈りを地道に行い管理すること10年〜15年
ようやく成熟した1本のウルシの木から採取できる漆はわずか200ccとのことです。


微力ではありますがこれからもお客様にアイテムを届けながらウルシの植樹に貢献することで
日本の伝統工芸産業の持続可能性についてみんなで考えるきっかけになれたら嬉しいです。

*NPO法人ウルシネクストさんへの寄付について
:今回のBOOSTERでの売上と2023年のその他全ての売上の合計の1%を、
2024年1月上旬に公益財団法人お金をまわそう基金を通して寄付させて頂きます。
寄付完了次第「活動報告」欄にてご報告させて頂きます。

また、この取り組みはあくまでsAtoのアイテム購入体験の一部であり、
支援者様が寄付金控除を受けられるものではないことをあらかじめご了承ください。

~機能性とデザイン性を兼ね備えた世界に一つのアイテム~

このようにいろいろな方のお力を借りて、
いろいろな想いを込めて作っているアイテムですが、
第一にお客様にかわいい!使いやすい!ほしい!」
と思ってもらえるような工夫をたくさん詰めて、
お客様の声を聴きながら常に改善し続けています。

ここからは今回展開するアイテムについて紹介していきます。

1. バッグ
 (1) The ReBorn Bag
 (2)azuma [bold]
 (3) messenger bag
2. 金継ぎシール
3. ピアス/イヤリング
4. 金糸

の順に紹介していきます。

*表示価格は税、送料込です。

1(1). The ReBorn Bag  ¥6,600 (6バリエーション)

sAtoが初めて作った、シグネチャーアイテムです。

海での役目を終えたセイルが金糸と出会い、
カジュアルからセミフォーマルまで幅広くお使いいただける
ショルダーバッグに"生まれ変わり"ました。

ヨットが追い風を受けるときに使うスピンセイルという
薄くてカラフルな生地を使用しており、
ふわりとなびくフリルが、風を孕んだヨットの帆の面影を感じさせます。
フリルの下には小物を入れておくのに便利な小さなポケットが隠れています!

"リボン"のような紐はお好みの長さで結んで
ショルダーバッグにも、ハンドバッグにも、ウエストポーチにも...

結び目のリボンがチャームポイントになります。ケータイ、お財布、文庫本やポーチを入れて、楽しいお出かけの
お供になれれば嬉しいです。

フリルについている個性豊かな「金継ぎタグ」。
ベースの色味をお選びいただけます。

ラミネートで保護されているので、雨にぬれても大丈夫です。
*本体のヨットの帆に撥水効果はありませんので、
必要に応じて防水スプレーをご使用ください。

今回の受注販売では、本体の色味を6種類からお選びいただけます。

*詳しくはリターンページをご覧ください。

1-2. azuma bold ¥7,700

2点目のバッグはazuma bold。
主に前方からの風を受け止めてヨットを進める
「メインセイル」を使って丈夫に仕上げました。

江戸時代、西洋のバッグに憧れた江戸市民が
風呂敷や手ぬぐいを使って作った「あづまぶくろ」。
先人の知恵をsAtoオリジナルの素材でお届けします。

持ち手の長さは2種類から選んでいただけます。
斜め掛けに便利な'long'(左)とトートバッグとして使える’short'(右)
*今回は柄のない無地の生地で制作します。
シンボルとなる大きな「金継ぎタグ」の色味も3色から選んでいただけます。
ベースの色をお選びいただけます。
金糸のデザインはクリエイターにお任せとなります。
街歩きはもちろん、A4の書類やラップトップも入るので
荷物の多い通勤、通学にも安心です◎

*詳しくはリターンページをご覧ください。

1-3 messenger's bag ¥8,800

バッグ3点目はポップアップイベントで試作販売を始めてから
大人気のmessenger's bag。今回オンライン初登場となります。

1980年代から欧米の都市で郵便物を自転車で届ける「メッセンジャー」たちの
相棒として愛され、大切に育まれてきたMessenger’s bag。
環境への想いやファッションなど彼ら独自のサブカルチャーへの敬意と共に、
ヨットの帆と金糸でリメイクしました。

大容量で中には大きなポケットが一つ、と
シンプルな作りになっていて、
デイトリップから旅行まで、
ストリートからアウトドアまで
幅広いシーンでお使いいただけます。
肩紐の端に小さな金継ぎタグが一つ。こちらも色味をお選びいただけます。

*詳しくはリターンページをご覧ください。

このようなシンプルなバッグをさらにとっておきのものにすのが、次に紹介する

2. kintsugi stickers ¥1100

B型就労継続支援事業所で働くクリエイターさんが手掛ける、金糸が輝くアート作品。
sAtoのアイテムはもちろん、
大切なお洋服やデバイス、楽器に貼り付けて、さらに特別な一点に。
裏面についた布用両面シールをはがすだけで簡単に取り付けていただけます。洗濯も可。
画像をタップすると使い方ビデオが再生されます。

今回はベースのヨットの帆の色をお選びいただけます。
(金糸のデザインはクリエイターにお任せいただきます。)


次は...

3. mini sail earrings ¥3,300/ペア

海での役目を終えた帆と福祉作業所のクリエイターさんの金糸刺繍、
世界に一つのデザインと素材が輝く、sAtoの想いがぎゅっと詰まったアイテムです。


耳元で風を受けてあなたを前進させてくれるはず。
裏側も同じデザインなので、左右どちらの耳にもつけて頂けます。
左右違う色を付けていただくのもおすすめです。本体の色味とパーツのイヤリング/ピアス(金属/アレルギー対応)をお選びいただけます。
金糸のデザインは届いてからのお楽しみです。
世界に一つの作品との出会いをお楽しみください。

4. 金糸 ¥1,100/¥3,300/17,000(和紙一枚分)

最後に、すべてのアイテムで輝いている「金糸」をお届けします。

漆を糊に用いて金箔を押した和紙を裁断して作られる金糸。
金箔の輝度を漆の薄さによって微妙に調整したり、
1/10,000mmの薄さといわれる金箔を隙間なく押したりと
その工程には職人技が詰まっています。
またその材料である漆、金箔、和紙自体も
日本の職人さんが代々伝承してきた技で作られてきました。

元々は西陣織などの織物に使われてきましたが、
布地に刺繍したり、汚れや破れ部分を「金糸継ぎ」したり
アートや工芸作品に張り付けたり、インテリアに生かしたり...
可能性は無限大です。
みなさまのアイディアで金糸を輝かせていただければ幸いです!

各価格帯の中で以下の4種類からお選びいただけます。
1. 細幅(約0.33mm)/裏白:繊細に輝きます。刺繍におすすめ。
2.細幅(約0.33mm)/裏黒:裏面が見えてもかっこいい。束にしてねじる作品などにおすすめ。
3. 太幅(約1.5mm)/裏白:金箔の輝きを「面」で感じられます。貼るのにおすすめ。
4. 上記三種の詰め合わせ(和紙一枚分では選択不可)
左から1,2,3

*耐水性の和紙を使用しています。72時間水につけていていも大丈夫でした(実験映像)。

---

以上が、今回お届けできるアイテムになります。

よりたくさんの方にsAtoを通して金糸を知ってもらい
触れてもらえることをとても楽しみにしています。

以下に資金の使い道とスケジュールをご共有させて頂きます。

資金の使い道

BOOSTER手数料:30%
リターンの制作費・送料: 約30%
安定した生産体制の確立に向けた資金*:約35-40% 
NPO法人ウルシネクストへの寄付: 1%

*現在私たちは常に在庫不足、満足にお客様に商品を届けない状態が続いています。
このBOOSTERを通して得た資金を新しい仲間集めや生産場所への投資に活用させて頂き、
どんどん全国、世界のお客様にアイテムを届けられるように精進します。

スケジュール

8月30日: プロジェクト公開
9月7日:受注開始
9月7日-10日: New Energy出展
(新宿住友ビル三角広場にて。サンプルをご覧いただけます。
お近くの方ぜひお立ち寄りください!)
9月30日: プロジェクト/受注終了
10月:製作開始
2024年1月上旬:NPO法人ウルシネクストに2023年総売上の1%を寄付
2024年1月中旬~下旬:リターンの発送

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何かご不明な点等ありましたらsatomarterials@gmail.com (堀)までお問い合わせください。
どうぞよろしくお願い致します!

最新の活動報告

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  • こんにちは。sAtoの堀灯里です。この度は数あるプロジェクトの中から私たちの商品をご購入いただき、本当に有難うございます。温かい応援のお気持ちを受け取りながら、みなさまに満足いただけるものをお届けできるよう、気を引き締めて制作中です。先日、渋谷区笹塚の2か所の福祉作業所と協力して、オーダー頂いた分の裁断が終了いたしました!これから縫製に回していきます。予定より早く10月末ごろ~お届けできるかと思います。もう少しお待ちいただけますと幸いです!また今週末は東中野のカフェにてsAto初めての主催イベントも企画中です。楽しいイベントになるよういろいろ詰め込んでおりますので、お近くの方は是非お立ち寄り頂けたら嬉しいです!イベントの詳細:https://www.popap.biz/popup-list/sato0826 涼しくなってきましたが、お身体ご自愛くださいませ。引き続き何卒よろしくお願い致します!sAto 堀灯里 もっと見る

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