自己紹介

うきうきファッションショー実行委員会代表　籏野道子と申します。

私は薬剤師として訪問診療のクリニックに勤める傍ら、仲間たちとシニアファッションショーを企画しています。

仕事柄、ご高齢の患者さんのご家庭を回る機会が多いのですが、皆さんコロナ時期はもちろん、コロナが明けても外に出る機会が少なく、家に閉じこもる方が大勢いらっしゃると感じております。
また、高齢者に限ったお話ではないのですが、外出時に黒や紺、茶色など地味な色調の服を着る方が多いことも気になっておりました。
外に出ないと歩く機会が減り「フレイル」の最大の原因になります。
八王子からシニアの皆さんが生き生きと、より輝いて生活出来る環境を作りたいと思い、このシニアファッションショーを企画しました！！

【フレイルとは】
わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。
しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。
高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。
（公益財団法人長寿科学振興財団HPより転載）

コロナ渦の２０２２年よりスタートし、今年で３回目。
スタッフ含め、参加者全員がキラキラとした笑顔にあふれるファッションショーです。
ご高齢の方に「元気で」「うきうき」日常を暮らしてほしいという想いでこのイベントを立ち上げました。
少しずつ規模が大きくなってきたこのファッションショーですが、今回より公的な資金援助がなくなり、寄附金だけで運営しているのが現状です。
そのため、今回から参加者の皆さんに参加費の他、写真集購入をお願いし、ボランティアの皆さんにもスタッフTシャツの購入をお願いするなど工夫をしております。
しかし、会場や機材にかかる経費のほか、ボランティアの皆さんにもせめて交通費程度でも謝礼を渡せればとCAMPFIREでの募集を呼びかけさせて頂きました。

どうか、暖かいご支援を宜しくお願い致します。

このプロジェクトで実現したいこと

参加者のフレイル予防とヘルスプロモーションを目的としたファッションショーを実施することで、ショーへの参加を通じて健康と美容の楽しさ、外出や交流の楽しさなどを再認識していただき、地域社会に主体的に関わる明るく元気な高齢者を増やしていきたいと思っております。

 ・理学療法士によるウォーキングレッスン

（開催2か月前、1か月前および当日実施予定）

・現役美容師と美容職をめざす学生によるメイク及びネイルケアや基礎化粧などについてのレッスン

・プロスタイリストによる参加者自身が所有する服を使ったファッションアレンジをすることで、ファッションショー当日だけでなく、日常的にお洒落を楽しむことに繋げる。

・プロデザイナーの衣装をお借りして、新しいスタイルへの挑戦に繋げる。

・参加者同士の交流促進　

・地域包括支援センターをはじめとした高齢者に関わる専門職の交流促進

・地域の老舗呉服店や服飾店などとの協力による地域活性化の実現　

・当日のムービー上映会の実施、及び、写真集の提供を行い、ショーを追体験することでより確実な行動変容に結び付ける

このファッションショーは年に一度限りの夢物語ではなく、ここで得た経験が日々の生活に活かせるような工夫をしています。

例えば、ショーまでに２回予定しているウォーキングレッスンでは転倒予防につながる綺麗な歩き方を理学療法士から学びます。

衣装はド派手な衣装ではなく、少しおしゃれなお店に友人と食事にいくくらいの衣装を基本としてモデルさんご本人と一緒に決めていきます。
本年はプロのスタイリストさんにご協力いただくことで、ご自身の想い出の服を活かす衣装を軸としていますので、普段から使えるおしゃれを学ぶことができるはずです。
そのため、モデルさんはもちろん、当日会場に足を運んで見に来てくださった方々にも参考となるようなおしゃれをご提案させていただきます。
新しいスタイルに挑戦したいと言うモデルさんには、海外でも活躍されているプロのファッションデザイナーさんの協力を得て、普段着ることのできないような衣装にチャレンジしていただくことも考えております。

昨年より学生ボランティアさんにご参加いただいておりますが、本年も継続して募集する予定でおります。
若い方が参加してくださることにより、普段あまり接する機会の少ない「高齢者と若い人の縦のつながり」を生み、それが互いの理解につながり、お互いへの思いやりが生まれると言う効果も期待できます。

過去２回行いましたファッションショーでは、衣装選びやメイクの際にモデルさんの顔がパーッと明るく輝く瞬間を何度となく目にしています。
ネイル一つ綺麗にするだけでも気持ちが明るくなる。
それが心を前向きにする小さな一歩になる。
そんな経験は年を重ねても変わらずあるのだと感じております。

プロジェクト立ち上げの背景

訪問診療に携わることで孤立しがちな高齢者を目にし、地域資源の大切さや介護保険や医療保険の現実に触れ、その未来を考える中で、介護人材の不足や医療費高騰など、我々が高齢になった際の不安が常に付きまといます。
そんな中、できる限り介護保険、医療保険のお世話にならないようにすること、できる限りコミュニティの中でお互いに助け合うことが、現在迎えている超高齢化社会にとって大切なことだと感じ、副代表の立川とともにこのファッションショーを企画、運営することにしました。

これまでの活動

２０２２年５月２１日　第１回うきうきファッションショー開催　参加モデル１２名　北野市民センター展示室にて

２０２３年１０月１日　第２回うきうきファッションショー開催　参加モデル２６名　北野市民センターホールにて

現在の準備状況

このファッションショーはコロナの時期、2022年から開催しており、今年で３回目の開催になります。出演して頂けるシニアの皆さん、イベントをお手伝いしてもらっている皆さんに支えられて年々規模が拡大しています。今年は出演者の皆さんを募集した所、想定人数を超える６０名弱の方からお問合せを頂き、３５名の皆さんにご参加頂くことになりました。

9月14日に行った説明会では、モデルの皆さんが昔着ていた服や持参していただいた昔の写真について聞き取りを行い、今回着てみたい服の希望を確認しました。

次回はウォーキングレッスンです。
今年は化粧品会社さんの協力の元、お化粧についての講義を受けていただいたり、11月には第２回のウォーキングレッスンとお化粧のミニ講座があり、本番まで少し大変ですがどんどん美しく、そして健康になっていただきます！！！

facebookやinstagramで日々情報を更新しておりますので、是非ご覧ください。

12月本番まで、皆さん健康に気をつけて全力で楽しみながら本番を目指しましょう！！

リターンについて

お礼のメッセージ

オリジナルステッカー

オリジナルTシャツ

フォトブックに協賛としてお名前、企業名、およびロゴを掲載

イベント当日にお名前、企業名およびロゴを掲載したポスター掲示

イベント当日に宣伝用ブース利用

スケジュール

2024年

8月　 スタッフTシャツ・グッズ作成・モデル募集締め切り

９月　モデル説明会・個別相談会

10月　スタイリストによる衣装合わせ・第1回ウォーキングレッスン・メイク講演会

11月　第２回ウォーキングレッスン・メイク、ネイルレッスン

12月1日　シニアファッションショー当日

１２月上旬　クラウドファンディング終了

１２月中旬　（２０２５年度の準備開始）

2025年

1月　フォトブック作成開始・当日の映像編集開始

2月　フォトブック印刷製本配布・映像上映会・リターン発送

最後に

今まで２回このファッションショーを開催して、参加者のシニアの皆さんから

「プロにメイクをしてもらって気分が上がった」

「おしゃれに気を遣うようになった」

「今までは地味な色の服しか着ていなかったが、赤い色の服を着てみるようになった」

「生きがいを持った生活を送るようになれた」

とのお声を頂戴しました。

またファッションショーとは別に、理学療法士によるウォーキングレッスンを複数回受講することで、

「普段から歩き方や健康を意識するようになった」

「ファッションショーに出る事を目標に、リハビリをする事が出来た」

という方もいらっしゃいました。

私たちはおしゃれに歩く事よりもしっかり健康に安全にかつ美しく歩く事を目標とした、ウォーキングレッスンを行っています。
膝の手術を受けられ、歩行困難でしたが、このファッションショーを目指して懸命なリハビリをされ、舞台に立つことが出来るようになった方もいらっしゃいました。

地域の美容室や服飾販売店、リハビリ事業所などに協力してもらい、街の皆さんとのつながりが生まれたり、地域の学生さんなど若い世代のボランティアに参加してもらうことで、普段接する機会の少ないシニア世代と若い世代の交流が生まれております。
シニア世代が「うきうきした生活」を送ってくれて、地域の皆さんとの繋がりが生まれる素敵なイベントをこれからもずっと続けていきたいと思っています。
参加するモデルさん、我々スタッフ含めた応援者全員が楽しみながら参加することは参加者全員を明るく元気にすることに繋がる。
そしてそれは係わるすべての人々の健康寿命を延ばしていくことになり、我々の明るい未来につながると信じています。

皆さんの暖かいお気持ちを分けて頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします！！

応援メッセージ

山野美容芸術短期大学　教授　大西典子先生

ヘルスプロモーションとは、一人ひとりの人の幸せのために、その人の健やかさをめざす努力とともに、地域社会で後押しする活動のことを言います。

このファッションショーは、ファッションショーというみんなが楽しめる目標のもと参加者自らの努力と、またそれを医療や福祉、地域の様々な人たちが協力して楽しみながら後押ししています。

まさにヘルスプロモーションのモデル事業と言ってよい取り組みです。

この事業の良いところは、モデルのシニアだけでなく、これを支える周囲の人にとっても自らのヘルスプロモーシにつながっていることです。

中心になっているスタッフは、いつの間にか周囲を巻き込むことの上手な人たちです。

昨年は、私たちもいつの間にか巻き込まれ、学生とともにこのファッションショーに参加させていただきました。

そして、そこでの学びを美容の社会貢献の例として紀要や日経新聞（2024.1.6）に紹介することができました。

このファッションショーのありかたをより多くの人に理解し、応援いただけるようになれば、人生100年社会がうんと楽しくなるはずです。

そこで私たちも今年も巻き込まれようと思います。

グリーンルーム八王子代表　理学療法士　一般社団法人UNIVA　理事　稲川賢先生

美しくありたい、格好よくありたいと言う気持ちに老若男女壁はありません。

加齢は止められませんが、年代による美しさは内面の美しさに比例して増していくものだと思っています。

今年も『運動をすると美しさも増す』をコンセプトに理学療法士として応援させていただきます。