はじめに

こんにちは、一般社団法人Orange Kids'Care Lab. （オレンジキッズケアラボ）です。私たちが普段一緒に活動している子どもたちは重い障害や日常生活で人工呼吸器や胃ろうといった医療的ケアがある子どもたちです。家と病院以外に、地域で過ごせる場所の一つとして開設し、日々たくさんの子どもたちと様々な活動やチャレンジをしています。

子どもたちの多くは、生まれた時から病気や障害によって入退院を繰り返すことが多く、「行き先で体調が変化したら…？」、「普段と違う環境で何かあったら…？」といった不安を抱いているご家族が多くいます。そのため、家族で外出する、旅行に行くなど家族で楽しむ時間を持てない、友達と遊ぶ機会が少ないまま過ごしている、という現状があります。また、障害があるから、医療のサポートが必要だからと、新たなチャレンジに踏み出しづらいこともあります。

しかしながら、障害があっても、医療のサポートが必要であっても楽しみたい、成長につながる機会やチャレンジをやってみたいと思う子どもたちやその家族がいます。私たちはそう思う子どもたちや家族を応援します！

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キッズケアサミットとは？

本イベントであるキッズケアサミットは、2015年から長野県軽井沢町で実施している旅行チャレンジ・滞在型イベント「軽井沢キッズケアラボ」のイベントの一つとして開催してきました。重い障害や医療的ケアのある子どもたちと家族が交流や意見交換をする場として、子どもたちのことを多くの人に知ってもらい、みんなで子どもたちの未来を考えるきっかけとなるよう、毎回ゲストをお呼びし、様々な企画で開催してきました。

ゲストと参加者を交えたディスカッション

熱気球をバックに家族写真！家族みんなの思い出に

2017年からは熱気球の搭乗体験も企画に加わり、現在では恒例企画となっています。

「歩けるか、歩けないかだったら、できる子とできない子がいる。でも飛べるか、飛べないかだったら、みんな飛べない。だからみんなで飛んでみよう！」

そんな想いから企画し、初めて気球を飛ばした2017年には重い障害や医療的ケアのある子どもたちのほか、地元軽井沢の子ども達や住民の皆さんにもご参加いただきました。以来、みんなで空を飛ぶという体験に毎年チャレンジしています。搭乗する前のドキドキ、気球が浮き上がった時の驚き、どんどん上に上がっていく時のワクワク、軽井沢を一望できる感動…。熱気球の搭乗という、あまりない機会だからこそ、たくさんの人と一緒に喜びと感動を分かち合うことができます。

その他、2日間にわたり、子どもたちがみんなで様々な体験が楽しめる企画を用意しています。また、医療・介護・福祉の専門職が常駐し、子どもたちやご家族が安心してイベントに参加できるようにサポートします。

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開催概要

10月5日 14時00分〜17時00分

♦︎熱気球の搭乗体験
車椅子やバギーでも乗れる、窓のついた大きなバスケットを用意しています。年齢も身体の状態も関係なく熱気球で空飛ぶ体験ができます。設営時には、どんどん膨らんでいく熱気球の様子もご覧いただけます。
その他に下記コーナーも設置します。
♦︎ジャグリング体験
♦︎ふわふわ遊具
♦︎物販ブース
※ 3m以上の風がある時、荒天時は熱気球の搭乗体験は中止となります。中止の場合はバーナー体験などに内容を変更します
※ 熱気球搭乗体験が中止となっても、他企画（ジャグリング体験、物販ブース）は場所を変更し、実施予定です。
※ 当日の運行状況については、当団体の各SNSにて周知します。お電話でのお問い合わせはお答えかねます。Facebook・Instagram・X

10月6日 10時00分～12時00分

♦︎10時00分〜11時00分　
　ゲストと一緒に！！トークタイム　

今回のトークゲストは、滑川すみれさんです。今回のトークタイムでは、日頃の学校生活やこれまでのチャレンジ、そして今感じている彼女の想いなど、幅広くお話を伺います。

滑川すみれ（なめかわ・すみれ）
医療的ケアがありながらきょうだいと同じ、地域の小学校の通常学級に通う小学三年生。「やりたい！」を大切に、いろんな事にチャレンジし続けている。

♦︎11時00分〜11時30分　
　みんなで感じて、やってみよう！　

音楽ワークショップ安里友希さんをファシリテーターに迎え、楽器と手話を活かした音楽のワークショップをします。

安里友希（あさと・ゆき）
教育社協や教育委員会と協働し、手話教室や福祉講演等、幅広く活動。「久米島ハンドコーラス」代表、「カラフルコーラスOKINAWA」の助演を務め、様々な子ども達と関わりながら沖縄の離島久米島に居住。

♦︎11時30分〜12時00分　
　オリジナル楽曲を披露！音楽コンサート

キッズケアサミット2024のために、医療的ケア児とそのきょうだい達がオリジナル楽曲の制作にチャレンジしています。有名アーティストの楽曲も手がける千葉哲也さんのバックアップもあり、この音楽コンサートにて制作した楽曲を初披露します。

右：岩崎元春（いわさき・もとはる）
もともとドラムを習い、作曲が趣味。作曲はほぼ独学で取り組んでいる。医療的ケア児をきょうだいにもつ。

左：千葉哲也（ちば・てつや）
軽井沢在住のトラックメイカー。数々の有名アーティストの楽曲を手がける。

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子どもたちが社会を変える

子どもにとって”初めて体験する”という機会は、成長する大きなチャンスです。

なぜなら、初めての体験はたくさんの感情が動くから。初めての体験をする時、子どもたちはそれが楽しいのか、楽しくないのか、好きなのか、嫌いなのかも分からないので、ポジティブな感情とネガティブな感情が混在し、いっせいに揺さぶられます。私たちはその過程を0-1体験(ゼロイチ体験)と呼び、子ども自身が成長するために最も大事なことだと信じています。

子ども達の”初めて”は成功も失敗も含めて、その後の人生につながっていきます。今回のキッズケアサミットに参加してくる子どもたちの中にも、「初めての新幹線」「初めての家族旅行」「初めての外泊」「初めての軽井沢」「初めての熱気球」など、何かしらの0-1体験をする子どもたちがいます。成功したらその次へ。失敗したらまた挑戦！自分らしく生きるための挑戦のスイッチをたくさん押して、成長していくのです。

また、子どもたちがチャレンジをする時には「どうやったらそのチャレンジをカタチにできるだろう？」「どうしたら一緒に楽しめるだろう？」と、周りの大人たちも巻き込まれていきます。その輪が広がり、大きくなればなるほど、障害や医療的ケアがあっても地域の保育園や学校に通うことができる、どこにでも気軽に旅行に行けるなど、子どもたちが障害や医療に左右されずに自分らしい選択ができる社会へとつながっていくと信じています。

だからこそ私たちは、子どもたちが最初の一歩を踏み出すためのきっかけを作り続けたいと考えていますし、専門職だけでなく多くの方々に子どもたちが一歩を踏み出すための仲間になって欲しいと思っています。

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あなたのご支援が、子どもたちの
チャレンジにつながります！

キッズケアサミット2024は、TOOTHFAIRY支援事業（「歯の妖精TOOTHFAIRY（トゥースフェアリー）」プロジェクトは、公益社団法人日本歯科医師会協力のもと、日本財団がすすめる社会貢献プロジェクトです）として採択され、当該支援金を活用します。

一方で、この支援事業では一部自己負担金が発生し、その金額分については、本クラウドファンディングで皆様からのご協力をいただきたいと考えています。そのため、本クラウドファンディングでいただいた資金は、イベント開催にかかる運営費、アーティスト等の謝金および旅費交通費、イベントの準備・運営のための人件費の一部に充当させていただきます。

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みなさまからの応援メッセージ

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運営団体について

一般社団法人Orange Kids’ Care Lab.は、2012年に設立し、福井県福井市で重い障害や日常的に医療的ケアが必要な子どもたちの通所施設を運営しています。医療・生活面でのサポートだけでなく、旅行や就学支援など制度にはない支援も含め、子どもたちの成長を引き出すために様々な活動を行っています。医療ケアがあっても地域の保育園や学校に通うことができる、どこにでも気軽に旅行に行けるなど、子どもたちが医療に左右されずに自分らしい選択ができる社会の実現を目指しています。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。