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「安居院庄七 50歳からの大冒険」出版に向けて

安居院庄七について小学生高学年からお年寄りまで 絵と地図で見て楽しめるA4横長約150頁程度の本を出版し、神奈川県・静岡県の公共図書館並びに庄七の出身地の秦野市と足柄上郡の小学校・中学校に寄贈し、次の世代の「第二・第三の庄七(社会貢献のできる立派な人間)の登場」を期待するものです。

現在の支援総額

98,500

16%

目標金額は600,000円

支援者数

18

募集終了まで残り

25

「安居院庄七 50歳からの大冒険」出版に向けて

現在の支援総額

98,500

16%達成

あと 25

目標金額600,000

支援者数18

安居院庄七について小学生高学年からお年寄りまで 絵と地図で見て楽しめるA4横長約150頁程度の本を出版し、神奈川県・静岡県の公共図書館並びに庄七の出身地の秦野市と足柄上郡の小学校・中学校に寄贈し、次の世代の「第二・第三の庄七(社会貢献のできる立派な人間)の登場」を期待するものです。

自己紹介

二宮尊徳の会は、2008年6月「二宮尊徳の考えを世界に広める」目的で立上げました。「報徳記を読む」シリーズなど報徳思想や鈴木藤三郎及び広井勇・鳥居信平などの技術者倫理に関する本を多数出版し、大学図書館・公共図書館に寄贈しています。


本プロジェクトについて

「絵と地図を見て楽しめる」「子どもからお年寄りまで」をコンセプトに『安居院庄七 50歳からの大冒険』(A4横版140ページ程度)の本を企画し、出版するプロジェクトを立ち上げました、

「報徳の教え」を静岡県を中心に広め、現在の大日本報徳社の礎を築いた「安居院庄七」の出身地の秦野市、近隣の足柄上郡、遠州地方の図書館と小・中学校に市や町の教育委員会を通じて寄贈します。

次の時代を担う子どもたちに「第2、第3の庄七」が出現することを願うとともに

超高齢化社会の日本人に「50歳から志を持って報徳を広めた庄七」の「報徳の精神」を広く知ってもらうプロジェクトです。


 二宮尊徳の会は直近では2024年3月に「現代語訳 安居院義道」を出版し図書館等に寄贈しました。現在29の大学図書館等及び神奈川県内静岡県内の多数の公共図書館で蔵書となっています。(大学図書館、公共図書館については事前に寄贈について了解いただいて寄贈を実施しました。神奈川県秦野市・南足柄市・足柄上郡及び静岡県袋井市・磐田市・掛川市・森町の小・中学校には教育委員会を通して寄贈しました。)

 今回、安居院庄七について小学校高学年からお年寄りまで、絵と地図を見て楽しめるA4横長約160ページ程度の本を出版し、安居院先生出身の神奈川県と報徳普及の地である静岡県の公共図書館並びに教育委員会を通じて庄七の出生地の秦野市と近隣の足柄上郡の小学校、中学校に寄贈し、「第2、第3の庄七(社会貢献のできる立派な人間)の登場」を期待するものです。

目次


安居院義道(あぐい・ぎどう:義道は諱(いみな)で通称・庄七)は現在の神奈川県秦野市の蓑毛に生れました。

 生家は蓑毛御師(みのげおし:大山信仰の先導者)で、主に相模国・駿河国に多くの大山講を持っていました。庄七の経歴については、50歳くらいまで不明です。秦野の十日市場の「磯屋」という米穀商に婿入りするまで(すぐに家を出たという証言があります)父や兄弟と大山講の村々を講廻りしていたようです。

 「現代語訳 安居院義道」挿絵

 庄七が記録に現れるのは、54歳の時です。二宮金次郎先生のいらっしゃった桜町陣屋を訪ねたことが「桜町陣屋日記」に残されています。二宮先生が「元値商いをしてみよ」と門弟に説かれているのを聞いて、衝撃を受け、秦野に戻って自分の家(穀物商)で玄米を精米して元値で売る「元値商い」を実践し、暮れには十両の利益を得ます。

 また近隣の横曽根村から村の立直しを頼まれ、報徳仕法によって、村は十年後には二十両貯えます。これが庄七の報徳社設立の始めです。

 庄七は「報徳の教えに間違いはない」と自得し、「この教えを実践すれば金持ちにもなれよう。報徳の教えを学んだ今、世の中にこの報徳の教えをひろめたい」と伝道の旅に出ます。

「安居院翁の遺訓」(「大日本報徳学友会報第77号」明治41年10月23日号)には、「まず50歳の頃よく考えみるべし」「天下泰平家運長久を祈ることこそ本意であろう」と記されています。

本書で「安居院庄七 50歳からの大冒険」と名付けたゆえんです。


 庄七はその後、弟・浅田勇次郎が先に入門していた「万人講」の普及に従事します。「万人講」の天照皇大神宮信仰及び道・橋普請といった社会貢献の思想が遠州の報徳社の義定書に流れ込んでいることが分ります。

 弘化3年(1846)弟の浅田勇次郎が浜松の神谷与平次を訪ねたことをきっかけに、翌年春、庄七は報徳の教えを伝え、下石田報徳社が設立されます。これが遠州で報徳社が設立された始めです。

 また嘉永元年(1848)掛川の大庄屋岡田佐平治が報徳の教えを求めにきたことをきっかけに、遠州で有力な弟子を得て、報徳社は遠州全域に設立されていきます。

 「現代語訳 安居院義道」は、庄七生誕の秦野市、足柄上郡の小中学校や遠州に報徳が広まった遠州地方の小・中学校にそれぞれの教育委員会を通じて寄贈しました。ところがいくつかの教育委員会から小学生には難しすぎると難色を示されました。

 そこで、今回「安居院庄七」に関する「子どもからお年寄りまで読める」をコンセプトに新たに絵や写真を多く収録したA4横版160頁程度の本を出版し、神奈川県、静岡県の各教育委員会を通じて出身地の秦野・足柄上郡及び遠州各地の小中学校に各教育委員会の承認を得た上で寄贈し、併せて関係神奈川県、静岡県の公共図書館にも寄贈しようとするものです。

 寄贈にあたっては、事前に各教育委員会及び公共図書館の承認を得ます。



伊能図については国土地理院から使用の承認を得ています。伊能図を精細にしてみると、当時の街道筋の村々が立ち上がってきます。見ているだけで楽しく、「神は微細に宿りた給う」という言葉を味わうことができます。


 天保国絵図は国立文書館所蔵で、使用について確認しています。

挿絵は静岡県森町在住の大須賀義明氏にお願いしました。やさしいタッチの絵はとても魅力的です。

「二宮尊徳の会」では2024年3月 鷲山恭平氏著『報徳開拓者 安居院義道』の現代語訳を出版しました。

本書は『現代語訳 安居院義道』を、「子どもからお年寄りまで」親しみやすくするプロジェクトです。

また、本書で鷲山恭平氏について 「40 鷲山恭平氏著『報徳開拓者 安居院義道』と庄七の道」の項目でその業績をたたえると共に地図で恭平さんが歩いた道を想定しました。


また、これまで未発表の貴重な史料(新聞記事等)も収録し、「三社灯籠万人講」の原文読み下し文+現代語訳を収録するなど史料的にも貴重な本です。

このプロジェクトで実現したいこと

「現代語訳 安居院義道」は、図書館だけでなく、庄七出身地の秦野市・足柄上郡及び遠州報徳を普及させた静岡県各市町教育委員会を通じて小学校中学校に寄贈しました。ところが教育委員会担当者によっては「小学生には難しすぎる」と難色を示されました。そこで今回「子どもからお年寄りまで」「絵と地図で楽しめる」をコンセプトに、新たに絵や写真を多く収録したA4横版150頁程度の本を出版しようとするものです。

スケジュール

8月 共同編集者(松田町文化財保護委員)と共に「安居院庄七 50歳からの大冒険」の原稿を作成

   クラウドファンディング開始準備

9月 チラシの作成と事前の告知

10月 クラウドファンディング開始

12月 クラウドファンディング終了

1月  大学図書館、公共図書館等に寄贈について照会をします。

2月  印刷出版

3月  支援者への出版した本等のリターン、図書館並びに関連小中学校(教育委員会経由)への寄贈

(事前に寄付について了解いただいた大学図書館及び小中学校についても事前に教育委員会を通じて了解をいただいた上で寄贈します。)


資金の使い道

本印刷費 40万円

リターン品印刷費(出版記念絵葉書6枚一組、付録1「安居院庄七先生小伝」、出版記念A3地図3枚組作成) 10万円

リターン・寄贈郵送料ほか 10万円




最後に

「安居院庄七先生小伝」井上静男著に秦野市本町小学校に建つ「安居院庄七翁頌徳碑」について「碑の人物は立派な教育者であり秦野の誇りである。これからの教育に於て第意二、第三の庄七のような人物が出る教育をして貰いたい」とあります。

安居院庄七は「江戸時代神奈川県の100人」にも選出されていますが、これまで安居院庄七に関する読みやすい本は出版されていません。

「二宮尊徳の会」では、鷲山恭平氏が昭和28年(70年ほど前)に出版された「報徳開拓者 安居院義道」の現代語訳を本年3月にクラウドファンディングで多くの支援を得て出版しましたが、

新たに子どもから読める「安居院庄七 50歳からの大冒険」を次の世代に残すギフトとして出版するものです。

庄七は50歳過ぎてから「報徳の教え」を広めようと郷里を離れ、旅に出ます。

そして主に静岡県において、二宮尊徳先生の報徳の教えを伝え、「報徳社」を数多く設立されました。

現代の超高齢化社会において、私たちを勇気づけるお手本であり、その発せられた言葉は私達一人一人に向けられているようです。

庄七は権力とは結びつかず、上から報徳仕法を押し付けるのではなく、村人が互いに協力して助け合う「報徳社」を通じて「至誠・勤労・分度・推譲」を教え、生涯一庶民として生きました。

現代の市民社会あるいはNPO組織を先取りした活動を行っています。

本書では、庄七が弟子たちに伝えた肺腑をえぐるような端的な言葉を数多く収録しました。

「子どもからお年寄りまで」本書を読んで何かしら生きる勇気、私たちを生かしている天地や社会や先人に報いる行動力を学んでいただければと念願します。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、ページ数の圧縮、印刷冊数の削減などを行い、本プロジェクトを実行し、支援者にはそれぞれのリターン品(目標金額を超過した場合は、その余剰資金によって可能であれば、「附録」として「安居院庄七先生小伝」(5000円以上支援者リターン品)をお届けします。)

最新の活動報告

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  • 北海道の友人から手紙が届いた。1万円支援金が入っていた。10月13日にクラウドファンディングを開始してはや1月CFの支援者はわずか11人という惨憺たる状態。このままでは出版費用のほぼ全額の自己負担も覚悟せねばと思うだけに 友人の気持ちが有難い真の友は人生の宝である「お送りいただいたチラシをイベントに来ていた複数の友人に見せましたが、残念ながら(安居院庄七の)名前を知られていないため興味を示されませんでした。お力になれず申し訳ありません。 なお、些少ですが同封しましたので、活動にご活用下さればと思います。」 もっと見る

  • 「安居院庄七 50歳からの大冒険」出版に向けてクラウドファンディング中本書は安居院先生だけでなく遠州報徳の師父と鷲山恭平先生を顕彰する本です「50歳からの大冒険」に5千円以上支援して頂いた方に井上静男先生著「安居院庄七先生小伝」の小冊子(40頁)を追加のリターン品として差し上げます井上先生(小学校の先生でした)が静岡県浜松市の下石田報徳社を初めて調査に行かれたときに、「報徳屋」の庭仕事をしていたご主人が羽織姿の正装に着かえ、床の間に安居院先生の掛軸を掛けて拝礼してから、井上先生に安居院先生の話をされたという記録はしみじみと心をうちます。◎◎11月8日ふと思いついたのですが、「小伝」は300冊で印刷代が85.800円です、1冊当たり286円になります。そこで安居院先生にならって「元値売」にチャレンジします。10冊以上購入の方について1冊あたり300円(郵送料別)でお譲りします。10冊3,000円20冊6,000円30冊9,000円あるいは大量発注があれば「安居院庄七 50歳からの大冒険」の印刷代に幾分か充当出来るかもしれません。クラウドファンディング期間中(12月30日)限定企画です!「元値売」が小冊子(印刷物)で成り立つか検証してみましょう(⁠^⁠^⁠) 小冊子を10冊以上購入希望の方は、下記のメールアドレスまで連絡ください。メールアドレス jinyidefu@gmail.com 地福進一 もっと見る

  • 「安居院庄七 50歳からの大冒険」出版に向けて  安居院先生だけでなく遠州報徳の師父と鷲山恭平先生を顕彰する本です 「50歳からの大冒険」に5千円以上支援して頂いた方に井上静男先生著「安居院庄七先生小伝」の小冊子(40頁)を追加のリターン品として差し上げます井上先生(小学校の先生でした)が静岡県浜松市の下石田報徳社を初めて調査に行かれたときに、「報徳屋」の庭仕事をしていたご主人が羽織姿の正装に着かえ、床の間に安居院先生の掛軸を掛けて拝礼してから、井上先生に安居院先生の話をされたという記録はしみじみと心をうちます。「安居院庄七先生小伝」を発掘し、世に紹介したことは、その反響の大きさからみて、今後息長く読んだ人の心にしみわたるもののようです。 もっと見る

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