はじめまして。この度、Mt.乗鞍スノーリゾートの新しい経営を担うことになった、地元出身の経営者などで構成されるスキー場運営協議会の代表、山口謙です。
スキー場運営協議会は、現在の運営会社であるBlue Resort NORIKURAが2024年10月4日に2024-25年の冬季シーズンの営業を断念する意向が告げられた後、2024年10月4日に緊急で立ち上がった「スキー場を支援する有志の会」(のりくら観光協会、スキークラブ、地元町会等、組織を超えてスキー場を支えるために集まったチーム)の中から、Blue Resort NORIKURAから具体的に経営を引き継ぐ段階になり、新たな経営・運営を行うために発足させたチームです。
【乗鞍岳・乗鞍高原について】
Mt.乗鞍スノーリゾートのある乗鞍岳・乗鞍高原は長野県松本市 / 中部山岳国立公園に位置しています。とても自然豊かな場所で、春夏秋冬・四季折々様々なアクティビティーが楽しめます。特に夏は日本一標高の高いバス停(その高さ2716m!)まで行くことが出来るため、乗鞍岳は日本にある3000m級の山で一番登りやすい山でもあり、また国内屈指のヒルクライムも楽しむことができ、自転車の聖地にもなっています。そして世代を超え誰もが美しい壮大な景色や高山植物を楽しむことができます。高原内は過去の火山活動がもたらした美しい滝や点在する池、川、草原景観などが広がり、それらを歩いて巡る散策道やマウンテンバイクトレイル整備されており、年間30万人ほどが訪れています。またミネラル豊富な3種類の温泉が楽しめるエリア、宿泊地としても人気です。2022年3月には国立公園では第一号のゼロカーボンパークに認定され、松本市の脱炭素先行地域でもあり、地域全体で美しい自然環境を未来に繋ぐために脱炭素社会に向けて地域一丸となって取り組んでいます。
ゼロカーボンパークの取り組みはこちら
乗鞍高原公式サイトはこちら
【Mt.乗鞍スノーリゾートについて】
Mt.乗鞍スノーリゾートは乗鞍高原スキー場として62年前に地元有志によって始まった歴史のあるスキー場です。スキー場はボトムで標高1500m、トップで2000mと標高がとても高いため、冬季通じて気温が低く、山の東側斜面であることから軽い雪となり、北海道並みのとても良い雪質で知られています。コースバリエーションも豊富で初心者から上級者まで楽しめます。
また、乗鞍岳は山スキー・スノーボードの愛好家も多く訪れ、乗鞍岳の冬山登山の方々含めて、スキー場のリフトを活用して、冬の乗鞍岳での登山やバックカントリーなども楽しまれています。
私たちがこのプロジェクトで実現したいことは...
『山岳スキー場の歴史が刻まれた60年間続くスキー場、Mt.乗鞍スノーリゾート。会社に任せっきりだった経営をこれからは地域の力とアイディアで、沢山の人から愛されるスキー場として新しく生まれ変わらせたい』
外部資本の経営・運営方針から地域の組織による運営・企画として一新し、これまでの雪質や山スキーと温泉などを好むお客様に加えて、「ファミリーや若者のスキー・スノーボードのエントリー層から選ばれるスキー場にしていきたい。」と思っております。ご家族の皆様に楽しんでいただけるような環境作りやイベントを企画していきたいと思います。
また今季は一旦地元に経営移譲しましたが、地元松本市にも協力を得ながら来年以降一緒に経営を担ってくれる企業を探し、さらに革新的な取り組みをしていきたいと思っています。そのためにも、2024-25シーズンの営業の中で、スキー場経営に興味のある企業がこれなら一緒にやっていきたいと思えるレベルまで経営状況を改善したいと思っています。さらに今後数年かけて、ゼロカーボンパークにふさわしいスキー場の運営、乗鞍高原のポテンシャルをフルに活かした、他のスノーアクティビティーと連動した取り組み、インバウンドの集客、松本市民や訪れる皆様から愛され、再び活気のある選ばれるスキー場にしていきたいと考えています!!
【これからのMt.乗鞍スノーリゾート】
これから地域で動かしていくスキー場。現在上記のような取り組みをしながらスキー場の運営を予定しております。皆様に乗鞍高原を最大限に楽しんでもらいながらも、自然にも配慮したスキー場になるよう努めてまいります。
【①存続の危機に陥った背景】
スキー場開設から2011年以前は地元資本の運営会社でスキー場の運営を行なっていましたが、他地域のスキー場と同じように日本のスキー人口の減少による来場者減少などから、次なる投資ができず多額な負債を抱えて、2011年に地域外の外部資本への売却しました。しかし、その後も雪不足から営業不振を理由にさらなる売却を経て、2018年から現在の運営会社のBlue Resort Norikuraが運営を行なって来ました。
ところが、運営を始めてから間もない2019年の冬のシーズンから不運なことにコロナ禍となりました。コロナ前は年間約8万人の来場者がコロナ禍で6万人まで減りました。これでもかなり頑張って営業されていたと思います。しかしコロナも終息が見られた2022年シーズンからは雪不足も重なり、一番の稼ぎ時である年末年始も一部リフトのみの営業で来場者数が伸び悩みました。
昨シーズンも本来であれば営業ができるような経営状況ではないにも関わらず、地域のために、運行するリフトも一部制限して頑張って営業を継続しましたが、来場者数は4万人を切るまで落ち込み、存続が不可能という事態となってしまいました。昨シーズン途中からMt.乗鞍の売却先を探し、何社かは候補が上がりギリギリまで交渉などを行なって来ましたが、結局売却には至らず、10月4日に地元向けの説明会で営業断念する意向が告げられました。
【②危機から営業継続に至るまで】
2024年10月4日の地元向けの説明会の後、すぐに『スキー場を支援する有志の会』(のりくら観光協会、スキークラブ、地元町会等、組織を超えてスキー場を支えるために集まったチーム)が立ち上がり、存続に向けて何ができるか検討が始まりました。
存続のためにはまず、現在スキー場が抱えている昨シーズンから2024年10月までの未払い費用(約3500万円)の支払いをしなければ、スキー場を営業するための機材のリースや燃料などの仕入れができないことがわかり、3500万円を集めるため、寄付型の支援金を地域、及び地域外から募り始めました。また、今季そして来年以降の営業のため、親会社であるブルーキャピタルマネジメントから地元へスキー場の譲渡契約を締結することを同時で進めることにしました。これらの経緯については、のりくら観光協会の公式サイトに経緯が詳細に記載されておりますので、詳細を確認したい場合は以下の3つの公式情報を参照ください。
10月16日発表 Mt.乗鞍スノーリゾートの営業継続に関して
10月25日発表 Mt.乗鞍スノーリゾートの営業継続に関する経過報告
10月30日発表 Mt.乗鞍スノーリゾート 24/25シーズン営業継続のお知らせ
【③緊急でスキー場営業継続のために寄付を募りました】
10月末が営業継続の判断期限でしたが、地域内外から本当に多くの温かい応援とご支援を頂き、支援金は3500万円を超え、未払い金を無事返金、親会社であるブルーキャピタルマネジメントとも今季営業に関する契約と譲渡の意向を示す契約を交わすことができました。
この結果、10月30日に2024-25営業シーズンの営業継続が決まりました。この場をお借りしてご支援頂いた皆様、地元への特別なご配慮とご厚意を頂いたスキー場の親会社であるブルーキャピタルマネジメント様には、深く感謝申し上げます。
【④2024-25シーズンの営業開始に向けて】
現在Mt.乗鞍スノーリゾートは営業開始に向けて一旦止まっていた準備を急ピッチで進めています。営業開始は2024年12月21日(土)を予定しており、そのために地域関係者がスキー場草刈りや、スキー場に必要なマシーンのメンテナンスなどをしています。
しかしながら、シーズン始めに必要な降雪機や圧雪車のメンテナンスにかかる費用が、準備を始めてから当初想定よりも遥かにかかるなど、運転資金は十分ではなく厳しい状況です。昨今の雪不足などの影響を受けるとシーズン途中でも営業を断念しなければならない可能性もあります。一番大切なのはこれまでの経営や運営を一新することであり、未来のあるスキー場にしていくために地域で現状を打開するべく準備を進めたいのです。
【⑤子どもたちへの想い】
子どもたちが冬の自然に触れられる機会をなくしてはならない!という想いでも動いています。子ども時代に経験する自然の中での遊びは大人になっていく上でものすごく大事な経験であるということを、大人になった私たちが実感しております。だからこそファミリーで足を運んでもらいたいと思っております。
地域や松本市内の子ども達が通うスキー場としても馴染みのあるMt.乗鞍スノーリゾート。子ども達のためにも冬の遊び場を残していけるよう営業していきます。
これからの乗鞍高原のスキー場はハード面、ソフト面の両方の改善が必要となります。思い切ったハード面の改革には時間と資金が必要なのが現状です。ですのでまずは地域でできること、地域だからこそできること、地域経営ならではの、魅力・アイディア・おもてなしがスキー場に散りばめられるよう、クラウドファンディングを立ち上げます。まずは今季シーズンをやり切るための運転資金を集めつつ、来季以降に向けてできるところの改善を行なっていきたいと考えております。
現在、一旦営業継続の危機は乗り越え、今季営業することが決定しました。しかし、これらは運営規模を最低限にした状態であり、今季の運転資金はまだ十分ではなく、2024-25シーズンの営業を行うための降雪機・圧雪機の修繕メンテナンス費用が足りていません。そのためシーズン終了までまずきちんと営業できる設備にすることが重要です。
乗鞍の特性から「ファミリーや若者のスキーやスノーボードのエントリー層から選ばれるスキー場」に向けて取り組んでいきます。まず今季は「世界初!?18歳以下無料のスキー場」として運営して、スキーやスノーボードを家族で楽しめるスキー場にします!
今季は抜本的な修繕はできませんが、皆様が活用する
①やまぼうし駐車場のトイレと更衣室の修繕
②キッズバークである「のりくランド」の遊具の更新・新しい遊具の導入
③三本滝レストハウス内にキッズ休憩スペースの整備
④シッタールームの新設
などに取り組んでまいります。
皆様が心地よくスキー場での時間を過ごせるように、スタッフのホスピタリティー強化を行います。乗鞍高原にいるあの人に会いに行きたい!と思ってもらえるような人材を増やしていきたいです。
ご支援していただいた資金の使い道は次の通りとなります。
⚫︎降雪機のメンテナンスとレンタル・・・300万円
⚫︎圧雪車のメンテナンス(3台)・・・1200万円
⚫︎やまぼうし駐車場・トイレ・更衣室改修・・・100万円
⚫︎シッタールームのグッズ・キッズパーク遊び道具買い替え・・・200万円
合計1800万円
今回クラウドファンディングでご支援頂いた皆様向けに、特別にデザインした以下のグッズを用意すると共に、リフト券やスキー場で使えるクーポン券などをセットにしたプランなどをご用意しています。
⚫︎クラウドファンディング特別デザイン!オリジナルステッカー
⚫︎クラウドファンディング特別デザイン!オリジナルパーカー
⚫︎クラウドファンディング特別デザイン!オリジナルチケットホルダー
またスキー場で活用できるものだけでなく、乗鞍高原の宿泊やアクティビティーに使えるクーポン、乗鞍高原のお土産セットなどもご用意しています。また企業様向けの広告・宣伝プランもご用意しております。
⚫︎クラウドファンディング終了・・・〜12月31日
⚫︎降雪機 修繕とレンタル・・・11月下旬から
⚫︎圧雪車 修繕(3台)・・・11月下旬から
⚫︎やまぼうしトイレの改修・・・〜12月27日頃
⚫︎のりくランド遊ぶ道具整備・・・〜12月27日頃
⚫︎シッタールームの整備・・・〜12月27日頃
⚫︎三本滝レストハウスのキッズ休憩スペースの整備・・・〜年明け
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。私たちは、この中部山岳国立公園の乗鞍高原という豊な自然環境が人々に自然体験を通した挑戦の場を提供し、訪れるすべての人々の人生に刻まれる冒険と感動を創り出す場所であると強く信じています。中でも、標高1500m以上という環境下のスキー場は日本全国探しても片手で数えるほどしかなく、極寒の地であり自然環境が厳しい場所だからこそ、良質なパウダースノーが積もり、乗鞍岳のバックカントリー、冬山登山、スキー場内でのスキー・スノーボード、そして高原内のスノーシューやネイチャースキーなどが楽しめます。そんな場所からスキー場を無くすわけにはいきません!この乗鞍で『日本や世界中の子ども達に人生に一回はスキー&スノーボード&雪遊びを経験してもらいたい』という想いで今回の危機を乗り越え、未来に向けて再スタートを切るMt.乗鞍スノーリゾートをどうか応援よろしくお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見るクラファン目標達成!ご支援ありがとうございます!
2025/01/01 08:46ご支援いただいた皆様あけましておめでとうございます!!昨日、Mt.乗鞍スノーリゾートのクラウドファンディングが終了し、皆様の温かいご支援のおかげで、目標の117%となる21,169,001円もの資金が集まりました。本当にありがとうございます!!Mt.乗鞍スノーリゾートの全スタッフ、そしてスキー場と共にある乗鞍高原の住民・事業者が皆様のご支援に感謝し、感動しています。『山岳スキー場の歴史が刻まれた60年間続くスキー場、Mt.乗鞍スノーリゾート。会社に任せっきりだった経営をこれからは地域の力とアイディアで、沢山の人から愛されるスキー場として新しく生まれ変わらせたい』この乗鞍で『日本や世界中の子ども達に人生に一回はスキー&スノーボード&雪遊びを経験してもらいたい』このプロジェクトのゴールや想いの実現に向けて皆様からの支援を頂いた資金を元に邁進していく所存です。24-25シーズンが、後から振り返った時に、皆様と共に胸に刻まれる1年になるようにしていきたいと思います。プロジェクトにつきましては、こちらの活動報告でも随時アップさせて頂きますので、引き続き温かく見守りいただけますと幸いです。重ねて、皆様のご支援に御礼申し上げます。2025年1月1日 Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会 もっと見る
「クラウドファンディング残り4日」28日よりカモシカリフト、夢の平クワッドリフト、運行開始します!
2024/12/27 18:30ご支援頂いた皆様へ28日よりカモシカリフト、夢の平クワッドリフト、運行開始し、ゲレンデトップからボトムまで滑走可能となります!!準備が遅くなってしまいましたが、年末年始に間に合わせることができました。これも一重に、皆様からの応援とご支援のお陰です。誠にありがとうございます。本日27日も15cm〜30cmの新雪が積もり、明日より始める年末年始は最高のコンディションで皆様をお迎えすることができそうです。皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。本日は各地点の圧雪や最終点検を行なっております。こちらはカモシカリフト降り場のバックカントリーゾーン入り口の注意看板の設置こちらは27日のかもしかリフトの試運転及びパウダー状況です!クラウドファンディングは残り4日です!!目標の1800万円に対して、27日17時現在1570万円(87%)ほどとなっております。目標達成が微妙なラインとなっております。もしよろしければ、達成に向け追加のご支援をご検討いただけると大変ありがたいです。そして大人気クラウドファンディングオリジナルパーカーが出来上がってきました。第一弾の発送は1月の年明けを予定しております。左がLサイズ、右がMサイズ左がXLサイズ、右がLサイズとなっております。大人気のパーカー、ご家族の皆様お揃いでいかがでしょうか?是非、応援よろしくお願いします!!いよいよスキー、スノーボードのトップシーズンに入ります。引き続き、皆様からのご支援頂いた内容での活動報告を掲載していきます。Mt乗鞍スノーリゾート運営協議会 もっと見る
24-25シーズンオープンしました
2024/12/22 12:20皆様クラウドファンディングでのご支援誠にありがとうございます!!昨日12月21日、Mt.乗鞍スノーリゾートが無事オープンいたしました。10月4日に運営会社から営業中止の意向を告げられ、地域は存続の危機に陥りました。しかし、乗鞍を愛する地域で暮らす事業者や住民、そして乗鞍を愛して通い続けて下さる皆様、乗鞍を応援して下さる方々が、それぞれができる形で存続に向けて力を合わせて、21日という日を迎えることができました。改めてご支援頂いた皆様には感謝申し上げます。準備が遅くなってしまった関係で27日まではやまぼうしリフト1本での営業となりますが、今週も降雪が見込まれており、28日からはリフトの営業本数を拡大して営業予定です。ぜひ今シーズン、Mt.乗鞍スノーリゾートへ遊びにきてください。スタッフ一同、心より皆様のお越しをお待ちしております。皆様のご支援のおかげでクラウドファンディングは目標の75%ほどまで達成しております。本当にありがとうございます。一方、ゴールまで残り9日となりました。まだ25%のご支援が必要となっています。引き続き目標達成に向けて、皆様のご協力をお願いしたく、お知り合いにお声がけやSNS等でこちらの記事などの拡散にご協力頂けますと助かります。今季は再スタートとなります。皆様からのご支援頂いた資金をもとに、今シーズンの地域主導での営業体制でサービスや経営を改善し、この営業状況であれば、一緒にやっていきたいという企業を探していくことになります。まずは12月は今季営業スタートに向けての準備で精一杯でしたが、年明けから本格的に来シーズンの営業に向けて、動いていきたいと思っています。クラウドファンディングのリターンについて基本的に12月31日のクラウドファンディング終了からの準備、発送となりますので、リターンの送付は1月以降を予定しております。一方、これからのクリスマス、年末年始に応援シーズン券、応援リフト券、クーポン券などを活用されたい場合は、個別に対応させて頂いておりますので、メッセージを頂ければ幸いです。 もっと見る
1/3から二泊三日で行きます。 スキーをする予定ですが、これからCFを持つ仕込んで年内発送してもらえるでしょうか?
目標達成おめでとうございます。 支援させていただいた甲斐がありました。
リターンのリフト券は全日使用可能なのでしょうか? 今季のシーズン券保有してますが、付いてくる半額券が使えない日があるので気になっています。 別件になりますが、雪マジ19は今季は参画しないのでしょうか?