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将棋の絵本を復刊させたい! 「しょうぎのくにのだいぼうけん」

2017年に講談社から発刊された将棋の絵本を、もう一度多くのお子さんに届けたい!将棋の楽しさを広めるため、復刊プロジェクトを立ち上げました。一定数の販売が見込めれば、講談社から増刷が可能に!皆さまのご支援で、この絵本を再び世に送り出せます。ぜひ、ご協力をお願いいたします!

現在の支援総額

488,100

54%

目標金額は900,000円

支援者数

93

募集終了まで残り

34

将棋の絵本を復刊させたい! 「しょうぎのくにのだいぼうけん」

現在の支援総額

488,100

54%達成

あと 34

目標金額900,000

支援者数93

2017年に講談社から発刊された将棋の絵本を、もう一度多くのお子さんに届けたい!将棋の楽しさを広めるため、復刊プロジェクトを立ち上げました。一定数の販売が見込めれば、講談社から増刷が可能に!皆さまのご支援で、この絵本を再び世に送り出せます。ぜひ、ご協力をお願いいたします!

ご挨拶

皆さま、こんにちは。

このたび、「将棋の絵本を復刊させたい!」という思いから、物語を担当した将棋女流棋士の中倉彰子と、絵を担当した、囲碁将棋フォーカスの司会を務めたフリーアナウンサーの福山知沙が、2025年3月に「しょうぎのくにのだいぼうけん」の復刊に向けて、皆様のご協力をいただきたく、クラウドファンディングを行うこととなりました。


このプロジェクトで実現したいこと

絵本の制作費用

プロジェクト立ち上げの背景

「将棋は子どもの知育に良さそうだけど、ルールが難しそうでハードルが高い……」そんなふうに感じているパパ・ママも多いのではないでしょうか?

「将棋は難しいもの」ではなく、「楽しいもの」として伝えたい!そんな思いから誕生したのが、2017年に講談社から発刊された初めての将棋絵本です。

この絵本では、細かいルールを覚えることよりも、「将棋の楽しさ」を知ることを第一に考えています。「盗まれた宝玉を取り返す」という物語の中で、自然と駒の動きを学べる内容になっており、将棋を知らないお子さんでもワクワクしながら読める工夫が詰まっています。

また、将棋界の第一人者・羽生善治さんも「わかりやすく将棋の世界を知る1冊です!」と推薦してくださいました。

実際に、この絵本をきっかけに将棋に興味を持ち、駒に触れるようになったお子さんもたくさんいます。

また、私たちが開催する将棋親子イベントでは、この絵本に登場するキャラクターと一緒に駒の紹介を行い、親子で楽しく学べる場をつくってきました。

しかし、現在この絵本は電子版のみの販売となり、「品切れ・重版未定」の状態です。

発刊当時、たくさんの親子に手に取っていただき、

「この絵本のおかげで子どもが将棋に興味を持ちました!」

「楽しく読んでいるうちに、自然と駒の動きがわかるようになりました!」

という嬉しいお声もいただきました。

しかし、現在紙の書籍としては増刷が決まらず、今では手に入れることができません。

将棋を初めて学ぶ子どもたちにとって、将棋に親しむ入り口となるこの絵本を、もう一度手に取れるようにしたい!

そんな思いで、今回の復刊プロジェクトを立ち上げました。

一定数の販売が見込めれば、講談社さんから増刷が可能になります!

目標は90万円。皆さまのご支援で、この大切な絵本をもう一度世に送り出すことができます。

ぜひ、ご協力をお願いいたします!


リターンについて

今回のリターンは、絵本の郵送がメインとなりますが、

書籍の復刊を記念して限定リターンもご用意しました!

ご希望の方には、

・サイン入り絵本

 ・サイン入り色紙付き

・お子様のお名前入り絵本 など、特別なリターンもご用意しております。

ぜひ、この機会にご検討ください。



スケジュール


3月23日 クラウドファンディング実施

5月20日 クラウドファンディング終了と出版

6月末頃~ 絵本完成・リターン発送



想い

☗絵本作・女流棋士中倉彰子 からのメッセージ

将棋が持つ世界観、そしてその多様な価値を、より多くの人に伝えたいと思っています。

私が将棋をしていて常に感じるのは、ワクワク感です。自分の狙いを考え、それがうまくいったときの「やったー!」という喜び。逆に、相手の思わぬ一手に驚かされることもあります。対局中はいつも、ハラハラドキドキ、そしてワクワクの連続です。

この絵本では、そんなワクワク・ドキドキの世界観を「冒険」に重ねて表現したいと考えました。

また、日本の将棋には、他国のボードゲームと比べて駒の動きが小さいという特徴があります。そのため、相手の玉を取るには、他の駒と協力しながら前へ進んでいくことが大切です。作中でもこの「協力する」シーンを意識的に取り入れました。

例えば、敵のアジトへ向かう途中、大きな川を渡らなければならない場面があります。まず、「角」のキャラクターかっくんが投げ縄を使って木にロープをかけようとしますが、うまくいきません。そこで、「銀」のキャラクターぎんこちゃんが、ぴょんぴょんと岩を飛び越えながら向こう岸へロープを渡します。

将棋の対局も、まるで冒険のように山あり谷あり。自分にとって有利な局面もあれば、思い通りに進まないこともあります。大切なのは、悪い手(将棋用語では「悪手」と言います)の後も決して諦めないこと。この絵本を通じて、そのことも伝えたいと思いました。

また、物語の最後では、敵の王様が「まけました」と言って宝物を返します。将棋では、負けを自ら宣言することを「投了」と言いますが、「負けを認める」ことは将棋においてとても大切なことです。この点も、絵本を通じて子どもたちに伝えたかったことの一つです。

福山さんは、初めての絵本作品とは思えないほどのクオリティで、個性豊かなキャラクターや美しい風景を描いてくれました。彼女のイラストのおかげで、伝えたかった将棋の世界を、より親しみやすい形で表現することができました。

この絵本を、ぜひ多くのお子さんに読んでいただき、将棋の世界に触れるきっかけになれば、それ以上の喜びはありません。   (中倉彰子)



☖キャラクター原案と絵作者・福山知沙からのメッセージ

皆さんこんにちは。絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん」のキャラクター原案と絵を担当しました、福山知沙です。このたびの復刊プロジェクトにご興味を持っていただき、ありがとうございます。

中倉彰子女流のご挨拶から、すでにこの絵本が伝えたいことやプロジェクトの目的などのお話が出ていますので、私からは絵本に登場するキャラクター誕生のヒストリーをご紹介したいと思います。

今からちょうど10年前のこと。

中倉彰子女流と妹の宏美女流から「【宝ものを探す】というテーマで将棋の絵本を作るので、絵を描いて欲しい」とお話をいただきました。

すでに私は将棋イベント司会の仕事をしており、また美術大学出身者でもある中、この素敵なご縁にとても胸が躍りました。

お話をいただいた時点ではまだ具体的な絵本のストーリーは決まっていませんでしたが、

将棋の駒の一つひとつを頭に浮かべてみるとキャラクターの最初のアイデアスケッチはすぐに描けてしまいました。

それは「将棋の駒が持つ性格を、そのままキャラクター作成に活かせる」からです。

(2015年9月に描いた初めてのアイデアスケッチ。完成形と全然違うキャラクターもいれば、ほとんど変わらないキャラクターもいます。)

このときも感じましたが、将棋の8種類の駒の個性は本当に多様ですね。

だから将棋は絵本のモチーフとしてとても良い題材で「将棋絵本を作りたい」と考えた中倉さんたちのアイデアは、とても素晴らしかったと思います。


【王将・おうさま】は大らかでニコニコしていて、みんながおうさまを中心に囲んであげたくなるようなキャラクターがいいな、と考えました。

→

キャラクター作成初期の頃からほとんど変わりません。


【飛車・ひしゃお】縦と横にすばやく動ける性格から、スマートでかっこいい男の子がいいな、と考えました。

最初はヒーローのようなイメージでしたが、中倉さんから「将棋は日本の伝統文化だから、日本風のキャラクターにしよう。」とお話があり、刀を縦・横に切るサムライになったのです!


【角行・かっくん】ななめに動ける性格は、カウボーイの投げ縄で表現できそう、と初めてのアイデアスケッチのときにすぐ思いつきました。

最終形までほとんど変わらない姿です。将棋の駒の個性の強さがあるからこそ。


【金将・銀将 きんこちゃん・ぎんこちゃん】最初の最初は双子の男の子をイメージしましたが、将棋は女の子にもやって欲しいので、女の子が好きになってくれるようなキャラクターを考えました。

当初提案したのは、チアリーダーの双子姉妹。すると中倉さんからは「金将の動きを子どもたちに教えるときは、“きのこの形”と表現する」と聞きました。そのためお洋服をきのこ柄にして、いつも王様のそばにいてあげる優しい女の子にしました。一方の銀将の動きは、飛び石を飛ぶかのようなので、キャラクターは元気いっぱいの女の子に。銀から銀杏を連想し、お洋服も黄色にしました。


【桂馬・けいまーくん】ぴょんぴょんと斜め前に飛んでいける桂馬のキャラクターは、当初高跳びの選手を提案。

すると講談社の編集・塩見亮さんからは「高跳びの選手では少し真面目すぎるから、もっとイタズラ好きでみんなを困らせてしまうようなキャラクターにしてはどうか」と提案をいただきました。そのお話を聞くと子どもたちが大好きなホッピングを思いつき、最終的な形になったのです。

ホッピングが得意なけいまーくんは、物語の終盤で思わぬ活躍を見せます。


【香車・きょうこねえさん】前に突き進む香車の動きは、当初、自転車で急いで走っていくかわいいおばちゃんを思いつきました。

でも、なんとなく他のキャラクターとの兼ね合いもあり…、中倉さんからは「おねえさんにしようか、そして、和風にしたいから“くのいち”の格好はどう?」と提案をいただきました。

前に突き進むスピード感を表現するためにローラースケートを思いつき、履かせてみたらピッタリ!


【歩兵・ふうくん】最後に歩兵のふうくん。この子は、最初のアイデアスケッチから何も変化していません。よちよちと一歩ずつ進む動きは、赤ちゃんのハイハイのようだと考えました。そして実は私の息子がモデルなのです。

絵本作成を始めた当初、息子はまだ1歳になったばかりでした。作成していく途中で、息子は少しずつ成長し、絵本の中でも当時の息子の仕草や好きだったものが出てきます。私にとって特に思い入れのある大切なキャラクターとなりました。


以上が「しょうぎのくにのだいぼうけん」に登場するキャラクターの誕生ヒストリーです。

キャラクターそれぞれの得意技が、物語の中で難所をくぐり抜けていくために活用されていきます。

中倉さん、編集の塩見さんの制作チームでも話し合いながら完成したキャラクター。

どの子もかわいい我が子のようです。

重複しますが、こんなにすんなりとキャラクターを生み出せたのは、一つひとつの将棋の駒が持つ個性が多種多様だからです。江戸時代に完成したと言われる将棋のルール。改めて当時の人たちの素晴らしい感性に感動してしまいます。

絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん」とこのキャラクターたちが末永く子どもたちから愛され、

将棋文化を広める一助となるよう、心から願っています。




支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • リターン仕入れ費

  • イベント運営費用・郵送料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 「さっぽろ将棋普及の会」の皆様より、温かい応援メッセージと素敵なお写真をお送りいただき、ありがとうございました。5月11日(土)には、絵本を使った将棋イベントを企画してくださり、当日は中倉彰子が登壇いたします。多くの方に楽しんでいただけるひとときとなるよう、心を込めて準備を進めてまいります。えほんで楽しく始める  親子しょうぎ教室日程: 2025年5月11日(日)場所: プラザ新琴似  (新琴似7条4丁目)時間: 10:30~12:30対象:将棋をはじめたばかりの小学生以下のお子と保護者申込フォーム※5月3日(土)まで当日午後は指導対局や講演もあります。詳細はこちらです。皆様のご参加お待ちしております。   女流棋士 中倉彰子 もっと見る
  • さっぽろしょうぎ普及の会はこのクラウドファンディングを応援します。当会では2024年9月にこの絵本の読み聞かせ講演会を開催しました。純粋に、将棋というカテゴリーに関わらず物語としてハラハラ・ドキドキがあり子どもたちが喜ぶポイントを押さえています。時には、アレアレもあってもありますが一歩づつ頑張ると成長を感じる。チームワーの大切さや寛容である心そういったことを伝えるのに優れた絵本です。当会の将棋教室には、この絵本の大ファンのご家族様が毎回来られます。このご家族のために当会では絵本の読み聞かせ講演会を開催しました。えほんが書店で購入できないと知ったのはこの時です。えほんがないことで、色々と準備にも支障は出ましたが、札幌には市内の図書館に6冊蔵書があります。イベント当日に、到着するように予約をしました。6冊のうち5冊がイベントに届き参加者の皆さんにも手に取ってもらうように手配をしました。どのえほんも、多くの子どもたちの手にふれた様子のえほんです。デジタル書籍とちがい、えほんはページのめくり方1つで世界が変わります。この機会に復刊することを強く願います。さっぽろしょうぎ普及の会 高田※さっぽろしょうぎ普及の会 HP もっと見る
  • こちらの絵本は、羽生善治先生より「小さいお子さんでもわかりやすく将棋の世界を知ることができる一冊です」との推薦のお言葉をいただき、そのお言葉を帯として掲載させていただきました。その際のありがたさと感激した気持ちは、今でも鮮明に覚えています。改めまして、心より感謝申し上げます。(中倉彰子) もっと見る

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