あめりか屋に作ってもらった洋風の家
2024/12/01 19:51
現在、近畿大学寺川研究室では、昔の図面、祐正の娘さんの記憶、当時の写真などをもとに、祐正と祐三が過ごした洋風の家などの復元図や模型の作成に向けて作業を進めています。 残念ながら空襲で焼けてしまいましたが、祐正の娘さんの記憶によると、赤い屋根に白い壁の3階建で、窓がたくさんあったそうです。その建物は「楽浪園」と名づけられ、善隣館に作った音楽クラブが応接室で楽器を引き、楽しんだようです。祐正も祐三もバイオリンを弾きました。 この家は、あめりか屋という工務店が建てたそうです。寺川研究室ではあめりか屋へのインタビューもしているそうです。今も京都にあめりか屋はあり、当時のあめりか屋とは形を変えて継続しているそうです。 当時の人の様子はわかりませんが、私が近所の借家人なら「お寺やのに、洋風の家建てはったわ」と驚きの目でみていたことでしょう。