来年圃場拡張のための準備を進めています。
畑の測量を終え、棚設備を設置するための資材発注や作業日程の調整を実際作業してくださるパートナーに依頼を終え、圃場準備が着々と進んでいます。
年明け2月頃に棚設備を設置して、3月の植樹会に向けて圃場の草取りや準備を進めていけば予定通りに植樹が出来るはず。
そんな算段をしていた矢先でした。
今年の春に仮発注をしていた葡萄の苗木屋さんに確認をとったところ、
「来年納品予定の苗木は活着不良により出荷できません」
サーっと血が引いていく音が本当に聞こえるようでした。
通常葡萄の苗木は1-3年ほど育てたものを購入し、畑でさらに3年育ててようやく葡萄が収穫できるようになるもの。
葡萄は交雑する特性があるため種を取って増やすという事が出来ず、葡萄の枝を挿して同一の種類を増やすクローン栽培という増やし方をします。
しかも、葡萄特有の害虫フィロキセラによって欧州系(ヴィティス・ヴィニフェラ)種はそのまま増やすことが出来ず、アメリカ系の葡萄台木に接いで増やさなければなりません。
それだけ手間もかかる苗木づくりの為、国内の苗木屋さんもそう多くなくワイナリーも増えている昨今苗木の手配というのはワイナリーにとっても大きな課題となっています。
10月も半ばに差し掛かる時期の苗木が出荷できないと言お知らせ、そういう事もあると聞いていた事ではありましたが、まさか来年リターンも予定しているこのタイミングでおこるとは。。。
とはいえ、来年植樹会も予定していますし苗がなければワインも作れないという事で、ちょっとずつでも良いからと急遽他の苗木屋さんに問い合わせをすることに。
約1週間くらいたったでしょうか、大塚のもとに1本の電話が
「苗木ご用意できますが、かなり本数は少なくなるかもしれませんがよろしいですか?」
溜飲が下がるとはまさにこのこと。
しかも少ない事は全くなく、千葉ワイナリーみたいなまだまだ小さな畑しかないワイナリーにとっては十分すぎる量がそろっていて、むしろどの品種をお願いしようか迷ってしまうくらい。
小さな畑で良かった(笑)
どうにかこうにか、来年の葡萄苗も用意できたので植樹会も問題なく開催が出来るかと思います。
まだまだ油断は出来ない状況ですが、ワインが好きな方はこんな品種植えるんだ!って思ってもらえるような品種もあるかと思いますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
本当に0から1を作る事は、毎日がトラブル続きです。
でも、その度に手を差し伸べてくれる方が居て、小さなトラブルかも知れませんがそれを乗り越える手助けをしてくれることが本当に助かります。
千葉ワイナリーは関わっていただける皆様に助けられて出来上がっている事を日々感じております。
ついに目標額も98%まで到達しました!
(10月24日15時現在)
明日にはNEXT GOALや新しいリターンなども公開できるかと思いますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いします!
~ご支援の使い道~
リターン仕入れ費
下田第二圃場整備費用 葡萄棚などの圃場設備建築費(一部)
ブドウの苗木購入費用
農業用資材購入費
千葉ワイナリーのSNS活動
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PRTIMES(プレスリリース)
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